「幻想 謎」を含む小説

いじめを受けた論太をPTSDにした不良少年の仲間の一人とオタク趣味を通して再び社交的に戻った論太は、その裏を知って愕然とする。論太の知らない内に物事は幾度も動き、それが論太の身を…

美しいけれど、残酷で、俗物的で、排他的な世界。 そこで一瞬すれ違うだけだったはずの二人が出会い、大樹の謎に向き合う時、忘れられていた大樹の過去が蘇る。 日本の山奥のどこかのようで…

　記憶喪失の僕を苛む、『人魚姫』のごとく美しき少女の夢。 　僕は僕を取り戻すために、失踪したミステリィ作家である叔父を追って、『人魚伝説』のある山奥の隠れ里へと向かうが、そこには…

昔、遠い田舎で出会った謎の銀髪の少女。 「また逢える日まで！」 と共に誓ったあの日から約10年が経ち、連絡手段も何も無い故に諦めかけていた彼女との突然の再会…。 僕と中学からの友…

女子大生、三枝有羽は、急死した双子の兄に代わり、バンドの発表会でベースを弾く。 ところがなぜか演奏はトラブル続き。そんな時に耳の奥で聞こえた、不思議な響き。 日常を舞台に、現実と…

　星野悠斗は中堅企業に努めている三十二歳のお兄さんである。 　けっしておっさんではない……はずだ。 　彼はＳＥとして三年に亘り難航したプロジェクトを完了させたばかりだった。 　プ…

いわゆる古くさいダイイングアース・ファンタジーを女主人公でやってみるとどうなのか。そういうことを考えて作った掌編です。もしいけるようなら長編にしたい。（もっと読みやすい文体で）

魔法を使えない欠陥勇者はただ愚直に剣の道を極め、二百五十四体の魔王及び大魔王を討伐し遂に力尽きた。 次の瞬間、勇者は現代の日本に飛ばされてしまいっ！！！？ 世界にステータスもス…

｢人食い通り魔惨殺事件｣より半年、人間世界では｢蟲男事件｣という謎の少女失踪事件が勃発していた。新聞を読み興味を持った綺堂壱紀は、小説、『蟲男』を発見する。夏芽も、親友のたかねと…

学校の帰り道、遠回りをして、普段とは違う道を選ぶ晃（あきら）。見慣れた街の、見慣れない道の先で、晃は袋小路に迷い込む。そこで出会った不思議な少年と、行き止まりの壁に現れた謎めいた…

近未来。 『魔物』と呼ばれる異形の生命体が、地球上に跋扈するようになった時代。 唯一の対抗手段として、ヒトが手にしたのは“創造を現実にする力”。 ――幻想創造。 対『魔物』に特…

償いの旅の途中、薬師の深（しん）と山彦鳥と呼ばれる喋る鳥――縁（えにし）が山の中で彷徨った先に出会ったのは、天邪鬼に取りつかれた少女――与依（よい）だった。 村でも持て余されてい…

現代オカルト研究会。 それは、初瀬瑛子と八島蘭、たった二人の同好会。 表向きには生徒の味方、真の目的は世界の秘密を暴くこと。 刺激に溢れた日常を送る二人の少女が織り成す幻想神秘活…

《はじめに》 新人類養成施設による『超人』と呼ばれる人間の開発・研究があった。 常人離れした身体能力、あるいは人智を超えた現象を操ることを可能とした新たな人類である『超人』の開…

ある日、上澤 陸海(かみさわ　むつみ)は帰り道で、能面を被った謎の白づくめの人物に殺される。そして再び目が覚めた時、彼は『中つ島』という神々や魑魅魍魎の住む不思議な世界へと、昔話…

　異能を操る『怪盗メロディー』は、次の獲物を「虹色のダイヤモンド」に決めた。 　すると、それを阻止するべく『風林火山』と名乗る人物が邪魔をしてきて――。 　両親が怪盗をやめた理…

多くの人々がその幻想に酔いしれ、また深い哲学に頭を悩ませた謎多き岩手の詩人、宮沢賢治。 誰もが思い浮かべた銀河鉄道の幻を今新たに描きました。 あなたの駅はどこにありますか？

第７回ポプラ社小説新人賞１次選考通過作品 　 商社マン・小暮俊太郎は、スーパー・コンピュータ開発競争に勝利する切り札となる希少鉱物・ブルーダイアモンドを加工する技術開発のプロジ…

インドネシアの秘島ギリアイル島の渡った男（元はふつうの青年だった）が、原人の姿でバリに戻ってきた。驚くほど変わり果てた男の姿、、、男の身にいったい、何があったのか。噂では、男は島…

集英社ジャンプ小説新人賞最終候補作を改稿。 　戦争が永遠に続く「世界の果て」と呼ばれる街の奥深く、ザックームという名の市場があった。盗品、拳銃、娼婦や大麻。その市場では売り買い…