概要
もう他のものたちには俺たちを再現することはできない
いじめを受けた論太をPTSDにした不良少年の仲間の一人とオタク趣味を通して再び社交的に戻った論太は、その裏を知って愕然とする。論太の知らない内に物事は幾度も動き、それが論太の身を滅ぼすものであろうが気づけない論太。時間に不自由しないという幻想も気づけない論太。論太の行く先は”幸”かそれとも変わらず”不幸”か? 又、精神疾患が生み出した心因性幻覚・幻聴の世界から患者たちは脱出できるのか。矛盾のようで矛盾ではない感情が導き出した結末。小 論太(ショウ ロンタ)のメッセージは、君の心に届くだろうか。