「アイツ」を含む小説

バイト終わりに着替え中だった大学生の智也は、突然謎の光に包まれた。目が覚めると、そこはまぎれもなく異世界…「ズボンは召喚してくれなかったんすね」なぜか、苦手な後輩・拓海も一緒！よ…

私が大好きなあの人、私の嫌いなアイツ、朝、通りすがったおじさん……僕らはそういう諸々の中にいるたった一人で、誰かにとっての何かであることから逃れられない。 だって、私たちは互いに…

オレの名前は久慈河　政、16歳童貞。彼女いない歴半年の不登校の問題児だ。 それは蒸し暑い夏のある日、お盆と呼ばれる死者が帰って来る日のことだった。 オレにとっては悪夢のようなアイ…

クロスのアイツのスリーピースバンド時代の話。

高校3年生の夏。 最後の大会や青春のため時間を切り詰めてまで予定を立てる高校生も少なくはないだろう。 でも具体的な進路がない上に帰宅部の俺は今日もいつもと同じように親友の水谷 海…

高校受験に失敗し家庭内で居場所を失った柚希は「金がかかる人間はクズで、金がかかる奴に居場所はない」と、家族から学んだ。その経験を生かし、大学へ進学した柚希は、貯金をするために節約…

　西峰達也（にしみねたつや、高２）は、同い年の幼馴染、園田陽菜美（そのだひなみ、高２）に告白し付き合い始めたものの、チャラい先輩にNTRれる。 　落ちこむ達也だったが、さらに妹が…

天才パティシエとして海外でその名を馳せた桂木悠人。 始まりは、一通のエアメールだった。 かつて自分を育ててくれた洋菓子店 『エイルハート』の存続が危ういことを聞きつけ、彼は帰国…

怪異はいつだって俺たちの隣に寝そべり、大きな口を開けていた。 結界が張り巡らされた魔都のようなこの街に アイツらはするりと入ってきて、我が物顔で振る舞う。 ここに巣食う精霊と何…

とある地方都市。 その端にある所謂“自称”進学校の公立高校に通う2年生の清水健太郎は背が高く、がっしりとした体格ということもあり校内でも一際目を引く存在だった。しかし、その体躯に…

とくに考えも無く、下書きも無く。 読まれることを一切企図していない、粗製濫造された文字列リスト。　 読む価値ですか？ それはみなさんが勝手に見出せば良いんじゃないですかね。…

今日は親友の様子がおかしい。 心配になったオレは親友の後を追ったのだが。 ミドリさんの自主企画「同タイトル「善意すぎる親友が心配でついていったら影ボスと呼ばれるアイツに何故か…

高校二年生の俺は親友に付き合って、ある女のコのところにきていた。 バイト先の影のボス、まなつ先輩。 彼女はバイト中、俺にだけ怒った顔をむけてくる。 俺、何もしてないんスけど…

ミドリさんの自主企画、『同タイトル「善意すぎる親友が心配でついていったら影ボスと呼ばれるアイツに何故か俺が捕まった〜俺を餌付けしても懐くと思うなよ！」で書かれた短編が読みたい』に…

暦は三月。 俺こと筧井頼人《かけいよりと》は、先月高校受験を終え、無事に志望校への進学が決まった。 ほっとするのもつかの間で、今度は別れと入学の準備に追われる日々がはじまる。今…

自分を「オレ」と称する一人の高校生は、友である、クラスメイトとの怠惰《たいだ》な学生生活を送る事を望んでいる。 しかし、友との間に摩訶不思議な時間の並行世界の中に居ることに氣付…

何時もどおりドレッサーに向かった私は気づく。私が分離していることに。 存在の主導権をあっという間に握られた私は世界に曖昧なまま放り出され。 仕方がないから学校に『あたし』の様子を…

みさきはクラスメイトの伸二の筋肉が好きだった。ある日、彼女は彼の家で伸二の筋肉を見つめる。その中で二人は気づいてしまった。自分たちの想いに…… KAC2023「筋肉」参加作品。