概要
俺は、金のある人間が価値のある人間だと思っていた。
高校受験に失敗し家庭内で居場所を失った柚希は「金がかかる人間はクズで、金がかかる奴に居場所はない」と、家族から学んだ。その経験を生かし、大学へ進学した柚希は、貯金をするために節約をしている。アイツも柚希の考えを理解はしていなかったが、なぜか絡んでくる。そしてなぜか柚希に告白した素朴な女性……。
これは、湾曲した思想を持つ大学生と、金で計れない何かを持っている青年の話。
これは、湾曲した思想を持つ大学生と、金で計れない何かを持っている青年の話。