概要
魔都の貧民窟に巣食う“精霊”に外道共は身悶える。ここに出口はあるのか?
怪異はいつだって俺たちの隣に寝そべり、大きな口を開けていた。
結界が張り巡らされた魔都のようなこの街に
アイツらはするりと入ってきて、我が物顔で振る舞う。
ここに巣食う精霊と何ものか? 化け物なのか、使い魔なのか、それとも小さな神様なのか…
薄汚く、騒がしく、禍々しい。魅了された外道どもは掃き溜めの底に沈み、悪夢を貪る。貧乏飯店の女主人も、木賃宿の下働きも、臓物屋台の売り子も…誰もが取り込まれて、ここから抜け出すことは叶わない。
《精霊が棲む貧民街を舞台にした連作短編》
年初にアルファポリスに連載したものを小幅修正、書き下ろし三話を加えた全十三話で呪いを解き放ちます。
結界が張り巡らされた魔都のようなこの街に
アイツらはするりと入ってきて、我が物顔で振る舞う。
ここに巣食う精霊と何ものか? 化け物なのか、使い魔なのか、それとも小さな神様なのか…
薄汚く、騒がしく、禍々しい。魅了された外道どもは掃き溜めの底に沈み、悪夢を貪る。貧乏飯店の女主人も、木賃宿の下働きも、臓物屋台の売り子も…誰もが取り込まれて、ここから抜け出すことは叶わない。
《精霊が棲む貧民街を舞台にした連作短編》
年初にアルファポリスに連載したものを小幅修正、書き下ろし三話を加えた全十三話で呪いを解き放ちます。
御支援の賜物でござひます
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!物語が運河の波音とともに全身に打ち寄せてくる
そんな摩訶不思議な読書体験でした
圧倒的な描写力によってつむぎ出されるリアリティは私を酩酊させ、憑かれたように毎夜人目を忍んで『隻脚娼婦館』に通わせたのでした
今ではすっかり居着いてしまい、軒先で占い婆をして生計を立てております
はい、今年で108歳になりました
この義足はカラクリ仕立てになっておりましてね、このダイヤモンドのツマミを199度回しますとね、ほらほら老婆がくるりと稀代のドン・ファンに早変わり〜
……というようなわけの分からないなりに何かとても切実な思いを秘めた妄想をしてしまうほど、奇跡的に素晴らしいお作品でした
この出会いに感謝いたします