「ｸﾄｩﾙﾌ」を含む小説

子供の頃の特別なんて、どうせいつかはなんでもないことになってしまうだろう。 大冒険も親友との思い出も、いつかは忘れてしまうに決まってる。 どれだけ衝撃的にも思える出来事は、大人に…

　本作は恐らく『クトゥルフ神話』に区分されるであろうオリジナルシナリオとなります。後々投稿予定の自作小説内で使う小道具のために作成致しましたが、シナリオとしても機能すると思われま…

心に傷を負った女、片須恋。彼女は過去の罪を清算するために一人の男を追っていた。彼女の前に立ち塞がる猟奇的で、神話的な事象──それは、一つの点に収束していく。クトゥルフ神話をモチー…

時は太平洋戦争末期の1944年11月20日、日本領の硫黄島から南にある火山島、「尉樹羅島」を大日本帝国陸軍第７師団に所属する「独立混成第44連隊」が守備していた。 連隊を指揮する…

デスメタルバンドのヴォーカリスト、愛創マリィは、同じバンドのドラマーの少女によって殺害された。 目覚めると、彼女は小さな洋館に寝かされており、そこでノードレッドと名乗る男と出会う…

誰が為、語は紡がれん。 幾多もの『ヒト』によって紡がれる。異常で、奇妙なお話。 「人はそれを神と呼ぶ。真実は虚飾にまみれているというのに。」 ※本作品は一部、筆者の個人的な解…

ある老婆から買った不思議なメガネ。それは生物の本当の姿を現すそうで。そのメガネを買った少年佐藤健二は身近な人にそのメガネを使って見ると、様々な神や神話生物が人に化けていて、そのほ…

スティーブン・キングが大好きだ。 大好きすぎてスティーブン・キングに日常生活が侵食されている。 侵食されても幸せだ。 幸せだから　それでいいのだー！ スティーブン・キング愛は病か…

【第9回カクヨムWeb小説コンテスト　ホラー部門特別賞受賞作】 十億の借金を返済するため、臓器売買に手を出した架城日華（かじょう　にっか）は、しかし懇意にしていたヤのつく自由業…

　世界中に《グレティオルド》なる怪物が現れて数ヶ月。 　《ウィアードテイルズ》なる組織の一員として、《白衣の男》は戦いを続けていた。 　人間としての側面を持ちながら、怪物のよう…

とある町で暮らす、一見どこにでもいる高校生。名厨 隼斗(ナクリヤ ハヤト)。 彼は、クラスメイトによって日々自身に向けられる理不尽な暴力、扱いを得意の薄ら笑いでのらりくらりと耐え…

　常識とは何か？ 　それは思索、探求において最も忌むべき敵対者であろう。 　無尽蔵なる未知の宝庫、無限の暗黒空間、大宇宙には我々の浅はかな常識では図ることのできない事象が現実とし…

名前：トキ（仮称） 想像力：？？？ 想像力概要：時の一部を切り取り、様々なパターンを試す能力 詳細：不明。その一言で十分である。

秘密のおまじない。 一つ目は『何を願うか』 二つ目は『何処に書いてあるか』 三つ目は『秘密の言葉』 秘密にできれば願いは叶うかも。 バレたら願いは絶対叶わない。 そんな良くあ…

地下鉄にあるという秘密通路へと潜入することになった主人公は、一匹の蟲を目撃したことをきっかけに、奇怪な体験をすることとなり……。

牢番が首切り命令をささやくと、死刑執行人は静かに小刀を振り下ろした。 サロメは黄金の皿を手に、彼の首を淡々と待った。 洗礼者ヨハネが斬首され、血が飛び散った。 彼の喉から出ている…

大学の後輩に誘われて神崎ミサキは夏のバカンスに離島を訪れる。 だがそこは伝説の金塊を守る閉ざされた島だった。 深海の異形の伝説を利用した新興宗教が根を張り、ミサキは生け贄としてそ…

フィクションです。 葛飾北斎やラヴクラフトを作者の妄想で無理やり繋げた物です。

ミスカトニック大学図書館から禁断の魔導書『ネクロノミコン』が盗み出された。本を盗んだ男の名はハーバート・ギャルピン。彼が死んだ恋人を蘇らせたことで、未曾有の恐怖がアーカムの街に降…