「腕だけ 短編」を含む小説

結婚をしない若者が増え、子供は減る一方で老人は増えゆく未来。そんな中で政府の意向により一つの腕時計が開発された。 その腕時計は人の死期が分かるという代物。自分の人生のリミットを知…

第三次世界大戦で日本は惨敗。　そして悪化し続ける温暖化と止まらない廃棄汚染で文明と緑は滅び、　衰退が始まった、　そして秩序は廃れ、　日本に暴力の時代が訪れた。　それから200年以…

突然次々に起こり始めた、不可解な事件。 被害を受けた者の腕に必ず現れる文字。 その文字がどういう意味なのか。 それは、本人が一番よく知っている。 ——教えてやる。お前が一体…

魔がさし、万引きをしてしまった男。 顔を他の店員に目撃され、彼は警察に追われる犯罪者となってしまう。 逃亡生活を続ける男。 そんな彼の耳に、腕危機の整形外科がいると言う話が…

※残虐描写注意 報復行為によって両腕を切り落とされた芳野花は、 本業“情報屋”を名乗る怪しげな青年八津坂に拾われる。 彼が試験と称して提示した依頼は、彼女の両腕を切り落とした組織…

僕は別れた彼女からもらった腕時計を捨てられずにいる。みんなは捨ててしまえと言うけれど、何故か手放せずにいた。未練がましく彼女を思う僕は、次第に運からも見放され。そんな僕の前にひと…

他の地域よりも遅く紅葉狩りが出来る地方、そこの一都市に「花ヶ岡高等学校」は存在する。 この高校では《賀留多》の持ち込み、使用が暗に認められていた。 賀留多闘技の勝敗によって揉…

ここは地獄のとある片隅にある魔物専門の病院。 そこには古代より腕に定評ある悪魔の女医が院長だった。 その評判を聞きつけ、今日も一匹の魔物が治療を求めてやってきた。 ※一応…

短編集／『幻　―まぼろし―』2011年8月5日発行 それは 短い腕では届かないもの それは 願っても届かないもの それは もう何処にも届かないもの それは、

　中学生の裕美子は、自宅の物置で洋菓子の焼き型を見つける。それは昔、曾祖母がパティシエをしていた時に使っていたものらしい。自分にもその血が流れてる！と奮起した裕美子は、さっそくマ…

これは、僕が出会った内の、ある一人の少女の物語。 「早速ですが、現状をどうぞ」 「椅子の上で目覚めたら、我が物顔で男が家に入ってきたんです。しかも、その男の体を私の腕がすり抜け…

美人で成績優秀な女子高生山久純子は「自分はいじめに遭っている、犯人もわかっている」と、担任の田中に相談していた。 田中は親身に話を聞いてくれるが、山久純子はそのいじめに耐えられそ…

見た目は、普通の高校生。 一般にいるだらけた男子高校生だが、主人公は違った。 彼が出会う全ての人達も、「普通」では無かった。 ーー異能・超能力を持つ。一般人が触れたら死ぬ。所謂…

私は犬である。 名前はブランキシマ。通称ブランカ。白い毛並みで、体がそれなりに大きくて、少しばかり知恵が回るだけの、ただの犬だ。 私の御主人──ファミルザ・グルーシスは、世間では…

みーんみんみん、みーんみんみん。 人魚が路上で死んでいた。 いつもの朝、通学路の途中の歩道にうつ伏せで死んでいた。 縮れたラーメンのような長い長い髪が両腕に巻きついている。 下半…

見た目はただのオッサン！ しかし仕事は、何かと注目されがちな芸能関係。 周囲が知る二人の関係は『仲良し同業者』 だけど、本当の二人の関係は…？ こっそり恋人生活を送る、人気者の生…

昭和生まれのおじさん店長と、平成生まれの大学生アルバイター、三鷹君。そんな凸凹コンビの平成最後のコンビニ夜勤、日付が変わる三分前の話。 『カクヨム3周年記念選手権～Kaku…

『神絵師の腕、販売します。』インターネットで見つけた、怪しいページ。興味本位の注文は、恐ろしい贈り物となって貴方の元にやって来る。 カクヨム三周年記念選手権の参加作品です。…

無精髭の男が目覚めると、そこは白い殺風景な部屋。両腕には知り合いの死体。 目の前には天使がおり、頭に響く声は選択を迫ります。 最愛の人を選べ。最愛の人一人のみ、共に現世へ帰ること…

　子供の頃から毎日剣の鍛錬を続けてきた、剣が大好きな主人公。冒険者ギルドに入るとその剣の腕を活かし、瞬く間に序列一位となった。 　もはや負けなしと思われた矢先、急にギルドに入って…