「未来 短編」を含む小説

過去と未来を繋ぐ不思議な本。 その本をかりた高校二年生の学と恵美。 不思議な本を通じて二人は親しくなっていく。 現在を生きる学は現在の恵美に会いに行くことに。そこで学はなにを知る…

モノローグ演劇会ナゴヤ2024で上演した、5分の演劇作品を、掌編小説として公開することにしました。2056年、日本のカジノで"シゴト"をする女性の一人語りです。

　20XX年６月。人類は突如空から降り立った未知の存在の攻撃を受けた。それまで行われていた同じ人間同士の争いは、すべてこの地球外からの敵へと向けられることとなり、その意味では世界…

不明な場所で不明な会話が行われる不明な人物、なにやら誰かが不明な人物へ話しかけたようで...... エッセイの様だがエッセイではない、SFにしてはSFでもない、とある短い小説。

アンジュ短編第4弾、開幕。 その聖女は、悪夢を食べた。愛しい、少女の為に── わたくしは「夢喰い」聖女フレデリカ・アッシュフィールド。能無し国王陛下にお役御免をお申し付けいただ…

2023年に執筆した私小説、[供養]と称して途中で終わらせてしまったものや更新が期待できない物を投稿する作品群の一つ。 今回は手慰み程度に書いただけの短編なので供養と称して出す。

サイエンスでフィクションな遠い未来のお伽話 どうやら人類は滅亡してしまったらしい。 人類ではない種族が地球上で覇権を握っている。 お互いに何があったのか話そうじゃないか。 理解…

科学者ハリー博士は言葉を介さずに脳波で直接コミュニケーションを取ることができる人工テレパシー装置を開発した。 しかし、博士の予想とは裏腹に、実験は失敗を繰り返し、ついに中止を余儀…

近未来２０ＸＸ年──続発する連続殺人鬼の恐怖に対抗するため、政府は女性型ジェノサイドの殺人鬼ハンター【蛇形〈へびがた〉 サキMARK―Ⅱ】を完成させた。 死刑囚の姿を模写して、完…

未来の時代の地球。 自由な物語、それを生み出す人達は犯罪者と呼ばれるようになった。 そんな表現の自由が紙切れ一枚の価値も持たなくなった。 そんな時代。 平凡な主婦「加納早樹（か…

今打ち込んでいるこの文章は数年後の私にとっては、この世から微塵も残らないくらい抹消したいものであろうが、それでも私は今の気持ちをここに残したい。この文章は今の私の精神安定剤で、未…

　ＡＩによる文章解析で、ＳＮＳにおける誹謗中傷は除去されるようになった世界。それでも人は、あらゆる手を使って、相手に誹謗中傷を行おうとする。平塚　神奈（ひらづか　かんな）はＡＩの…

　多様性時代の青春が、愛を語る。 ＜男子の部＞ 　正規（まさのり）の幼馴染、愛生（あき）は、特殊性癖の危険人物だが頭が回る。日本でも民法改正で同性婚が認められる運びとなり、なぜ…

56億7千万2048年に及ぶ歴史の末、惑星はついに生命が住める可能性のない環境となった。宇宙船ミロクライストは、風変わりだが厳選されたクルーを乗せて、新たな居住地に向け航行中。 …

【2024/2月～5月】時は西暦3060年、人類学者の母親マーキュリーは双子の子供に、絶滅した人類アルファの物語を読み聞かせていた。この未来はベータ１と呼ばれる新種の女性が主導権…

デブ、おばさん、処女、三拍子揃った中年女性。今日も１人出楽しんでいたら目の前にイケメン男性ガ立っていた。 イケメン男性は次々とおばさんにイケメンを紹介してくれる。 おばさんは初め…

『あの人は太陽で、僕らはその光に惹かれて群がる虫だったんです。僕らがあの人の隣に立てる未来なんてどこにも存在していなくて、あの人は何時だって一人で輝けるんです』で書き出しを固定し…

同じ高校に通う奏(かなで)は、毎日のように夢を語っていた。 「私ね、将来は――お母さんを超える、大物ピアニストになるんだ！」 その執念は本物で。彼女とは知り合って10年になる…