「心理」を含む小説

犯行現場を見るだけで犯人の心理や事件の全貌を把握できる天才モモが、犯人を思いやる捜査手帳をしたためる物語。

　十月下旬。 「小田亮さんに宅配便で～す。新井慎司さんから蔵書の宅配便です」 　配達員は広辞苑ほどの紙包をカウンセリング室に置いて立ち去った。 　新井慎司は大学時代の学友だ。卒…

西条祐樹は、恋愛において、つらい思いをしていた高校生。滝川あゆみに別れを切り出したが… 佐野守は、第二部の主人公。彼女と義理妹ととの間で葛藤する事になるのだが… 青木円香は…

自分の心理の動きを細緻に描写してみました。

忘年会への参加を求めてくる上司、俺を忘年会に参加するか否かの判断材料に利用しようとする後輩。彼らにどう対するべきか。 その時、俺が思い出したのは高校の頃の一幕だった。

憧れの建築士・天木悟に近づきたい。 そう思って横浜の大学の建築学科に入学した織家紗奈。 早速天木がゲストで参加する講義に参加したものの、 壇上にいたのは天木だけではなく……。 し…

生まれつき全盲のひかりは心理カウンセラーである恋人のすすめで視力回復手術を受けることになる。目が見えるようになったひかりを待っていたのは……。

コロナ以前・ＡＩ普及以前に書いた作品ですが、もう少し先の未来を前提とした設定が、再読して意外と足早に近づいてきている感を深くしています。 人に害を及ぼす未知のウィルスへの対応。進…

虐待を受けて大人になった方への支援を行い、4年が経過しました。 その中で分かったことをまとめていきたいと思います。 虐待を受けるとどうなるのか？ チェックリスト 後遺症例 精…

道化師や軽妙こそが憂世とな

「俺は男なんだ。だからお前の好意には応えられない」 高二の初夏、放課後の教室でハルキは謎めいた美少女転校生──鷹宮遥香からそんな型破りな振られかたをする。 鷹宮はさらに、自分に…

青沼瞬は学祭で工学部として盗心器という代物を用意していた。これを誰かに当てれば、その人物の心理状態が分かるという。青沼瞬は先輩からそれを預かり、男性といる彼女、水瀬薫に照射してし…

梅雨もようやく明けようとする夏のはじめ。公演を間近に控えた即興劇団『ヒステリカ』は最終の追いこみに余念がない。 脚本のない即興劇という特異なスタイルと堅苦しい規律ゆえに存続が危…

情熱的な「彼」と答えを見つけられない「私」が出会った。とめどなく話す「彼」に圧倒される「私」。何が正解かが見出せないもどかしさを抱える「私」は、何を思い考えたのかを綴った一作。

彩樫（アヤカシ）高等学校には一風変わった部活がある。 その名も「お悩み相談部」。 真っ直ぐなカイと少し捻くれてるサトル。 そんなふたりを明るくまとめるジンゴ。 彼らは今日も生徒た…

偶然が重なって日本人学校の教師となった沙織。アメリカナイズされた異例の方法をたくさん使って子供たちの心に入って行くことで、愛に満ちた子供達との強い絆を築いて行く物語。

急坂を登ってゆく｢ぼく｣。途中で背の高い顔の見えない男とすれ違う。顔のない男は過去の｢ぼく｣だ。過去の暗い記憶が｢ぼく｣を苦しめている。その記憶がぼくを人嫌いにした。知りたくはな…

『なんで多くの恋愛ドラマのラストは少女漫画のような幸せな二人で幕を閉じるのか』 という主人公の疑問から始まるお仕事小説。 読み進めていくと、主人公の詩澄美の未来を大きく左右させる…

時を操る特殊犯罪に立ち向かう7人の捜査官 彼らが向かう先には何が待っているのか