トラウマケアと解離性障害が分かるエッセイ
らいむ
はじめに
2019年にWHOが定める国際疾病分類(要は、病気の分類)において、「複雑性PTSD」という病名が追加されました。
トラウマ体験には、単発のもの(災害や戦争での体験など)のほかに、複数のトラウマ体験が積み重なって症状が現れるものがあるということで、この国際疾病分類(ICD-11)に掲載をされました。詳しくは本文で述べますが、画期的なことでした。
そこから日本では、トラウマケアについて少しずつ認知が広がりつつありますが、まだまだ、トラウマケアについて、その後遺症についての認知は遅れています。
著者は、親からの虐待や学校でのいじめ、さらに恋人の自死や社会人になってからのパワハラなど、さまざまなことを体験してきました。
一体何が起こっているのでしょうか。15年ほど前、はじめて精神科にかかったころには、トラウマケアというものは私の身近には存在しませんでした。
そしてやっと現在、適切な治療や支援を受けることが出来ています。
これを見ていただいている、同じような境遇の方に少しでも、私のような「つらい思いがずっと継続してしまう」ことや「治療が進まない」といった状態を回避していただきたいという思いで、筆をとっています。
本書では、虐待やいじめなどの積み重なるトラウマを幼少期に受けるとどのようなことが起こるのか?について、またそのケアなどについて、実体験も含めながらまとめていきたいと考えています。
出来るだけ、専門用語などを使わず、わかりやすく書くことができればと考えています。
最後までお付き合いいただけますと幸いです。よろしくお願いします。
らいむ
2019年よりトラウマケアの自助グループを運営。
2023年に名古屋市主催のゲートキーパー講習を受講
2024年メンタルケアカウンセラー資格取得予定
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