2-4.トラウマケアとは、何をするのか
お医者さんからは
症状には、
・お薬が効くもの
と
・カウンセリングが効くもの
があるので、カウンセリングも少しづつ頑張っていこう。
と、言われました。
お医者さんには、日常の体調不良で困っていることを伝え、投薬でどうにかなる部分を調整してもらいます。
ちなみに、解離性障害がある場合は、精神安定剤(ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系)は、体調が悪化する可能性があるとのことで
・精神安定剤は出ない
・眠剤も、ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系のものは使えない
とのことでした。
ここ数年で、精神科治療が見直されているようで、気分を紛らわす、精神安定剤は、依存性も高いことから、通常の治療でも少しづつ使われなくなってきています。
解離性障害で精神安定剤を飲むことで、病状が一時的に悪化した話はちらほら聞いていたので、辛くても、それに従いました。
「体調悪い時は、家で大人しくしてなさい」とのことで、大人しく、ゴロゴロしつつ、気分の波グラフをつけ、寝ていました。
では、カウンセリングでは何をするのでしょうか。
「どうせ、話しても私の辛さなんて分かってもらえない」というような声を、相談に乗っていると聞きます。
これは、カウンセリングは「傾聴」をカウンセラーが行い、患者が語る事で楽になるという知識が一般的に浸透してきたからこそ出る声だと思います。
※傾聴とは、寄り添い、聞くというようなことですね
しかしトラウマケアでは、少し変わったことをします。
まず、トラウマケアができるカウンセラーは、とても少ないです。
トラウマケアを行うためには、様々な注意事項があり、臨床心理士はお金を払い、そういった講習に時間をかけて参加しています。
トラウマケアのプロで特徴的なことは
①基本的なカウンセリング技法に+して、トラウマケアの注意点、技法を身につけている
②19世紀の論文などをしっかりと読んでいる
ということがあると思います。
トラウマケアのための技法は、様々なものがあります。
私が受けているものは
・自我状態療法
(人格のケアをできるもの)
・EMDR
(トラウマ記憶の処理ができ、辛さが和らぐもの)
ですが
私がコミュニティで連携している臨床心理士は
・フォログラフィートーク
・メンタライゼーション
・EMDR weekend2
・ボディコネクトセラピー
・トラウマフォーカスト認知行動療法
などの講習を受けています。
こういった形で、様々なものがあります。
カウンセリングを受けたから、すぐに治療が進んで、ばーんと楽になる!
と、皆さんよく考えられますが、実際にはそうは行きません。
ここからは、実際のトラウマケアの内容を見ていきましょう。
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