3-2.信頼関係の構築
カウンセリングを行う上で、信頼関係の構築はとても大切です。
カウンセラーは、患者の絶対的な味方となり、サポートを行います。
連携の臨床心理士は、解離性障害を「1人で問題解決をしようと頑張った、究極の形」だと言います。
誰にも相談できず、人に対して不信感が募っている人も多いです。
その中で、トラウマを抱えるパーツも含め、ケアをしていく必要があります。
例えば
日常生活を行うパーツが調子がよくても、トラウマを抱えるパーツが調子が悪ければ、その調子の悪さは、様々なパーツに波及することもあります。
トラウマを引き受けたパーツは、トラウマの辛さを現在もずっと体験しています。そこで、時が止まっているような状態です。
まずは、パーツ達も含め、信頼をカウンセラーが勝ち得ることが大切になります。
そうすると、治療の中で、パーツが少しづつ、喋りたい!と出てくるようになります。
私は、そこまで要するのに、転院してから3年半かかりました。
はじめは、パーツがいるということは、知識としては分かっていても、全く実感がありませんでした。
患者としては、夢を抱きたいものです。
この治療を受ければ、カウンセリングを受ければ、投薬を受ければ、魔法のように、あっという間に苦痛がなくなり、よくなる。
そんなことを思いたいものですが、魔法はないのです。
根気強く、1週間や2週間置きに、定期的にカウンセリングを受けていくことが大切になります。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます