乾燥パスタは美味しいか否か

「乾燥パスタは美味しいか否か」ってタイトルからして、ちょっと変わった物語やなって思うやろ？でもね、これが読み出したら止まらんくなるぐらい引き込まれるんやで。主人公の日常と学生時代のエピソードが絶妙に絡み合って、青春の甘酸っぱさや、人との繋がりの大切さを感じさせてくれるんや。

この作品の魅力は、何と言っても登場人物たちのキャラクターやね。一人一人が生き生きとしてて、彼らの日々のやり取りからは友情や、ちょっとした発見の楽しさが伝わってくるわ。特に、乾燥パスタを巡るユニークなやり取りは、読んでて思わず笑顔になるし、心がほっこりする瞬間やで。

大崎灯さんは、読者を飽きさせへんような展開と、心温ま…続きを読む

さくさくぽりぽりと、なんて読みやすいんだろう。
それでいて味わい深い。
そうか、乾燥パスタを……ちょっと食べてみたい。

幾つかの是か非か問題をコミカルに、しかも魅力的で「いそう、てかいるよね」な登場人物達が攻防を繰り広げる、どこか親近感すら湧く話でした。

文章の読みやすさとタイトルの問いの答えは分かっている「はず」なのに、でも気になってしまう作りに読む手が止まりませんでした。


美味しかったかどうかは食べないと分からないし、読まないと分からない。

文章力、表現力、構成、キャラクター、テーマ……。
全てがハイレベルな作品ですっ！

空行が殆ど無い為、一見すると読みにくい印象を受けますが、読み始めてみればあまりに美しい文章に「読まされてしまう」事でしょう。
（少なくとも私は「読まされて」しまいました）

カクヨムには、沢山の作家さんがおられます。
きっと皆さん、自分の作品をより良いものにしようと努力なされていると思います。
この作品は、きっとそんな皆さんの一助になると思う。そんな名作ですっ！

乾燥パスタとかけて職場の忘年会と解く、そのココロは？

文章が上手でユーモアがあり、人物も魅力的でした。寮の雰囲気が良いです。タイトルの意味が最後に分かるのも良かったです。