「ホラーかな？」を含む小説

思考をアウトソーシングできる商品の発売。そして社会は、世界は変わっていく。

カーテン、トイレ、お風呂、かいだん、洗面所、いつも住んでいる家の中の毎日使っている場所にナニかが潜んでいるのかも

中学生の野々村悠斗は、友人たちと共に肝試しをするために信州の山奥にある幽谷村を訪れる。そこはかつて恐ろしい神事が行われた禁断の地であり、無数の魂が囚われているという噂があった。肝…

十月になると血が騒ぐ、ハロウィン大好きの理恵だったが、この小さな町ではドラッグストアの百均コーナーくらいしかハロウィンムードが感じられる場所がない。そんな町の寂れた駅に、謎の「ハ…

人の命の大切さについて授業したいと言いました。

森の中に、古い井戸がありました。実写版の悪魔くんをご覧になった方には、そのオープニングそのままに、井戸の縁が地面から1メートルは出ていたでしょうか。そこから、黒い塊が・・・。連載…

娘がいなくなった……。 挙動不審の娘婿。 そして、甘夏の木の下で見つけた、何かを埋めた跡……。

水辺の白い部屋で目覚めた時、そこに居たのは僕だけだった。 夜か昼かも分からない、時の止まったような空間。微かな記憶は水の中にいた時のもの。そして右手の中指に輝く、蝶を象る碧い石の…

死者と話すことができる。 そんな都市伝説がまことしやかに噂される中、太陽が沈む墓地には人影が伸びていた。 もう一度だけ言葉を交わしたい。 どうしても聞きたいことがある。 胸に…

鏡は昔から、魔除けの道具として使われていました。

百物語は最後まで語ってはいけない。 だから、この集まりも九十九話でお開きになるはずだった。 なのに、その男はいつの間にか部屋の片隅にいたのだ。 ※本作は「小説家になろう」様にも…

もう薄れてしまった記憶をもとに、残すために書いたお話です。 どうか皆様におかれましては、ただのいち怪談としてお楽しみください。

大国屋の令嬢、大国モモが呪いを受けて目覚めなくなった。 大黒屋の依頼を受けた会計事務所の社長、財部玉麗は呪いの解除を成戸歩に命じる。 歩は、日の巫女と月の巫女と関係を結び、桃の同…

　幽霊、妖怪、悪魔――人ならざる存在にして、人を凌駕し、人をおびやかすものたち。それら『怪異』の実在が証明されてから約八十年、人類と怪異は時に対立し時に共存しつつ、互いを日常の一…

3000文字以内の一話完結型、短編のショートホラーシリーズ

　高校二年生の空手家・神木空也は強さをひた隠して暮らしている。クラスではいつもあなどられ、隣の席の美少女にもいいかげん愛想を尽かされそうだ。 　そんな折、空也も含めた高校生七人は…

「”これ”は必ずお前の力となり、お前を導いてくれるだろう」 大学進学を目前とした３月、『結城カイ』は祖父『結城靖一』が危篤状態であることを知らされ、３年ぶりに幼少期を過ごした実…

【カクヨムコン8ホラー部門特別賞受賞作】 『夫恋殺 つまごいごろし』と改題して、2024年3月21日にKADOKAWAより発売しました。 書籍版は加筆修正していますので、こちらと…

30歳の佐々木は、自身の死が数日後に迫っていると告げる奇妙な男に出会う。彼の名は木村。死を目前にした者に寄り添い、極楽への道を案内する存在だという。信じがたい予言が的中し、佐々木…

感染した男が1人。 公的には死んでいる男だ。いや、この街にいる者は皆死んでいるのだ。 今日はならずとも、明日にはならずとも、来週には、来月には、必ず皆何も考えられない歩く死者にな…