通りゃんせの肝試し『晩夏に捧げる歌』

神崎 小太郎

前書き 挨拶と御礼

 残暑見舞いを兼ねて日頃のお礼をお届けするため、この作品には、おどろおどろしいお化けや豹変するこけしなどは登場しません。怖くはありませんので、どうぞ心配なさらずにお楽しみください。


 出演者は、軽はずみな気持ちで創設した魔界倶楽部に所属する中学生の男女六人、夏休みに訪れたペンションのご主人、そして可愛らしい少女たちだけです。彼女たちは見慣れない出で立ちをしながら、遥か昔に聞いたことがあるわらべ歌を唱和していますが……


 ホラーが苦手な方や臆病な読者でも楽しめるよう、晩夏の涼風のごとく爽やかな冒険物語に仕上げました。


 読者の反応も千差万別です。道すがらに聞く「通りゃんせ」の歌が怖くなり引き返したくなっても、僕は神さまではないので助けられませんが……


 禁断の扉を開けて、せっかく魔界の入り口に立ち寄っていただいた皆さま、これも何かの縁です。ではでは、魔界のアジトに出発いたしましょう。よろしければ、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。

 

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