「#ヒューマン」を含む小説

――「世界がずっと同じ形だなんて、誰も約束してくれてないもんね」 XX九一年。天地反転の大災害ののち、海を天と仰ぎ、宙空の瓦礫に再び築かれ続ける社会と生き続ける人々。 まだ都市…

＊この作品はフィクションです。実在の国家組織歴史等には全く関係ありません＊ ７０年以上前、この国は大きな戦火へと突き進んでいた。だが、敗戦後になにが行われたのか、その詳細を知る…

幼い頃に出会い、心を奪われた相手に再会したと思っていた主人公、聖条真也。 しかし、その彼女は確かに昔日の少女の筈なのに、自分とは初めて会ったと言ってきた。 少女が嘘を言っている風…

　少しだけ未来、現在の延長線上。 　人々に、いわゆる”超能力”というものが発現し、社会がそれを前提として再構成されつつある時代。 　それに合わせた新たな法律作り、ルール作りが進…

はじめて完結させた小説です。 この小説は小説家になろう(https://ncode.syosetu.com/n4993gx/)にも投稿されています

【十五歳の私は今がおしまいの始まりであり、これ以降は死ぬまで落ちぶれていくだけなのだと、突き詰めて正しく理解していた。】 何もかもが完璧な十五歳の少女がこれから落ちぶれていく自分…

【なんだかもう本当に滑稽だった。私には笑うほか何もなかった。だって、どう考えてもこんな駄目な男を切り捨てられない私が悪いのだから。よーちゃん以上に私が狂っている、これはただそれだ…

27世紀の月都市。『月うさぎ』は、安藤夫人と12人の子ども達が経営するペンション・ホテル。小さなホテルで起こる騒動記。全四話。 『REINCARNATION』シリーズのスピン・…

【ああ、あれが勝手に死にさえしなければ、わたしはあの汚い鳩のことをずっと白鳥だと思って、崇高な生き物だと思っていけたのになあ。振り返った先にはまだ鉄の塊がある。】 通学路で見かけ…

いつもの電車に乗ると、ガラスの角を持つ君がいた。 ※千羽稲穂さん主催『ツノ鬼企画』参加作品です。

写真家の卵である三津和佐は恋人である桜木八重と同棲しながら日々を消化していた。 そんなある日、八重の乳房の先端が見られないものに変わっていた。知り合いの医者に見せたところ、それ…

【被害者という存在は、時間が経つにつれ被害者ぶることを断罪されるようになってしまう。弱者はいつだってその場に留まり続けることを許してはもらえない。私達は日々、ほんの僅かだけでも前…

近代の戦時下。最前線から遠く離れた場所で敵国の魔法使いと知り合う話です。

婚約者を奪う妹。妹の話を信じる婚約者。婚約破棄された私。＋私に話しかける眼鏡君（※重複投稿しています）

　それはいつかの中世のどこかのヨーロッパ…そして悪しき人非人と誅戮の主役とされ『魔女』と呼ばれた彼女たち。 　常に脅かされながらも、密やかに、ただ真っ直ぐに生きようとする彼女達…

まだ発売されていない作品です。 姫子シリーズより「エース・ストライカー」をお届けします。 お楽しみください。 なお、製品版では予告なく内容が変更される場合がございます。

彼女の名前、ですか？ ……ごめんなさい。言いたくないんです。 本当に、嫌な思い出なので。

　遥か天空には、死んだ者達の霊魂が集う場所がある。 　人生を清算し天の裁きが下る迄の間、霊魂に束の間の安息を与えるその待合所＝『天空のラウンジ』には、彼らを管理する『ゴーストワー…

「くまだ」と言って亡くなった祖父。 自分が死ぬとき、その言葉の意味が分かる。 どこか不思議でどこか温かい、“俺”と家族のショートショート。