「自分は ではない」を含む小説

※GLです。また、傷の描写で痛々しい表現があります。 本堂唯香は鏡の中に奇妙なものを見た。自分の左胸についた「傷」である。しかし、実際の左胸には何もない。不気味なその傷は何なの…

　生前の記憶がない幽霊の少女。 　何となしに現世を漂い続けていた彼女はある日、ある場所へたどり着く。 　　『うぐいす写真館』 　小さな写真館だった。 　彼女はそこで「目が見え…

ごくごく普通の社会人で、強いて言うなら少し厨二病を患っている《浅見健一》はある日の帰宅中にバスが脱線して死んでしまった。 そして次に目覚めるとそこは一見日本、でもそこら中で炎や…

ピ◯チュウのシッポの先端は黒だったはず。 耳の先端が黒だからシッポも黒の方がしっくりくる。 ミ◯キーマウスはサスペンダーをしてたはず。 サスペンダーがないとなんとなくだけどバラン…

僕、佐々木悠人は麗らかな春の日のこと。ポストに今どき見ない封筒が入っていることに気づく。それは、5年前の自分からの手紙だった。 ※この作品はカクヨムweb小説短編賞2023に参…

　どこからどう見てもお嬢様、だけど何がどうでお嬢様なのかよく分からない謎の美少女「Die道示・霙子」―― 　しかしある朝、彼女は自分がお嬢様ではないと知る！ 　テンプレに囚…

青華歌劇団。それは日本に存在する男性だけが入団することを許された特別な劇団。 劇団を目指す幼馴染を持つ私は、自分の恋を隠すしかない。 青華歌劇団は結婚したら退団するという習わしが…

「……いいか、レイス？　オードールはな……1000年前はサロニアム・キャピタルの同盟国だったぞ」 「そうなの？　あのオードールが同盟国だったんだ」 「え？　あの中立都市オードー…

　社会人になって三年目の矢城明日花も今では仕事にも慣れてきて、それなりに企画営業という仕事をこなしている。ようやく自分なりにやりがいを感じられるようになってきた。 　そんな明日花…

【第一部完】二部は直しながらちまちま更新中 葉月はどうやら死んだらしい。急患として運ばれた病院で、意識消失後に目が覚めたのは知らない森。出会ったのは全裸の男。どうやら男は元の世…

モデル級の容姿を持つ彼女＿＿緋月楓、高校２年生。 彼女は、人よりも感情が希薄な面があり、人との関係がうまくいかないところがあった。それでも、周りからは『孤高の氷姫』などと呼ばれ、…

風見レンは、ほそぼそと趣味の配信をしている高校一年生。 やってる事と言えば、たまにゲームをしたり、雑談をしたりと、何てことない内容ばかり。 ある日、靴棚に一通の手紙が入っていた。…

自分のことを「ボク」とMs.テリーと呼ぶ娘。穏やかな青年・優太、愛称「you」が只々四方山話に更けくれるだけの退屈な時間です。男女に親友は成立しないと言われるが二人は例外。今回は…

「お疲れ」 「え？」 　ジュースを差し出すと、一瞬キョトンとした顔をしてから、パッと目を輝かせた。 「やさしいじゃん！　ありがとな！」 　バイトをすることも彼が選んだことだから、…

　秘密は弱点となる。 　握られた時点で、暴かれると思っておいた方がいい……なら。 　自分で暴露してしまえば、少なくとも他人に操られることはない。

　とある高校の男子生徒、高山 龍聖（たかやま りゅうせい）は、どうしても気になる人がいた。 それは自分の席の隣……の隣にいる大人しい雰囲気を出す女子高生、日野 七海（ひの ななみ…

藤本悠斗、特に取り柄もない普通の男子高校生。 青空を見上げながら悠斗は思う。 （俺って、いつからこうだったっけ？） 思い返せば、16歳の誕生日を迎えたあの日からだ。 死にかけ…

私は弱い。自分に自信がない、だから弱い。脆弱であり、醜い。それが自己評価である。このような自己評価になった原因は私の醜い生き様が影響している。これから私がなぜそのような醜い生き様…

　惚れっぽすぎるさやかは、今までの経験から反省して自分の恋心を封印している。ＧＷになり、暇を持て余した彼女は家を出て外に気ままに遊びに出かけた。そんなさやかの前にイケメン達の誘惑…

王族の時を戻すことで爵位を得たプライオル男爵家の長女ルシアは、他者に対して魔法を使うことができなかった。自分に対してだけ時戻しの魔法を使うことで、傲慢な落ちこぼれと蔑まれて生きて…