概要
鶯は時に、鳥媒花へ花粉を運ぶそう
生前の記憶がない幽霊の少女。
何となしに現世を漂い続けていた彼女はある日、ある場所へたどり着く。
『うぐいす写真館』
小さな写真館だった。
彼女はそこで「目が見えない」のにも関わらず「霊的な存在が視える」という特異体質を持った青年・朝香(あさか)に出会う。
代行写真家として各地に赴く彼と行動し、彼女が触れたのは、写真と瞳の映す数々の風景、人でないものたちの想い、出会い、別れ、自分の記憶、そして──……。
のんびり温かくて、時々切ない、写真と想いをめぐるほのぼの物語。
✾長編ですが基本1話完結! 「第1話 家族と心霊写真」だけでもぜひ!!
✾本作品は、「ノベプラ」「小説家になろう」でも投稿中。
✾ノベプラで先行・小分け連載→一話分の更新を終え次第、ここに一挙掲載し
何となしに現世を漂い続けていた彼女はある日、ある場所へたどり着く。
『うぐいす写真館』
小さな写真館だった。
彼女はそこで「目が見えない」のにも関わらず「霊的な存在が視える」という特異体質を持った青年・朝香(あさか)に出会う。
代行写真家として各地に赴く彼と行動し、彼女が触れたのは、写真と瞳の映す数々の風景、人でないものたちの想い、出会い、別れ、自分の記憶、そして──……。
のんびり温かくて、時々切ない、写真と想いをめぐるほのぼの物語。
✾長編ですが基本1話完結! 「第1話 家族と心霊写真」だけでもぜひ!!
✾本作品は、「ノベプラ」「小説家になろう」でも投稿中。
✾ノベプラで先行・小分け連載→一話分の更新を終え次第、ここに一挙掲載し
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!最高峰の文章力に深く優しい内容。私達が忘れた何かを思い出させてくれる。
この物語は、盲目であるがその代わりに霊的な存在を見ることができる青年「朝香」と、元狛犬の盲導犬「明」生前の記憶がない幽霊の少女「ユウ」の中心に据えて進んでいきます。
物語の大筋は、移ろいゆく世界の中で、唯一その瞬間を変わらぬものにできる「写真」という物に、人の様々な思いを知りそれがまた繋がることの願いを込めて、渡していく……というものです。
文章は多彩な表現が用いられ、その言葉のチョイスもとても美しいと思いました。読んでいるとそのキラキラとした光景が鮮明に浮かび上がってくる感覚です。
正直、今まで自分が書いていたものは小説じゃないな、と心の底から思ってしまうくらい圧倒的な文章力でした。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!優しく多彩な表現・描写で彩られた現代ファンタジーの秀作
これまで様々な作品を拝読させていただき、自分の作品とのレベルの違いを思い知らされて、凹むことは多々ありましたが、この作品にはそんな感情さえも起こらず、ただただ脱帽しました。
盲目でありながらも霊的な存在が見える青年・朝香。
朝香の盲導犬、そして相棒として意思の疎通が可能な元狛犬のゴールデンレトリーバー・明。
生前の記憶を失くした女の子の幽霊・ユウ。
この3人を中心に、日常に潜む幻想的な物語が進んでいきます。
物語には、実に多彩な言葉・表現が上手に用いられており、それはその場の空気や匂い、緊張感さえも肌で感じさせるほどで、まさしく言葉が物語を彩っていることを実感させられます。
そこに、難し…続きを読む