題名の通り、主人公アステール・スピカは、「塩対応令嬢」と呼ばれている方。彼女は生まれた時から「星の巫女」であり、星の力で国を導きます。
塩対応の彼女は、損得や利害関係の一致で他者と関係を結びます。超合理的な性格で、今までそうやって人との関係を結んできたアステール嬢。
しかし、そんな彼女の調子を狂わすようなイケメン伯爵、スバルが現れ──!?
初対面からの堂々とした告白、いやもはやプロポーズ。普通の女性だったら目を♡にして頷いてしまいそうですが、アステール嬢はただ戸惑うばかり。彼の本意を探ろうとするが……。
そんな時、アステール嬢にピンチも迫り……!?
と、そういったお話です。
この作品の良いところは、やはりアステール様の言動ですね。塩対応を貫こうとするも、スバルからの甘い言葉にたじたじ。というか、理解できない。星の力が目的でないと言っているのは本当か……? と、超悩みまくります。
そしてピンチに果敢に立ち向かうアステール様。(詳しくはネタバレのため伏せますが)星の力や話術を扱い、場を切り抜けようとするさまには思わず惚れ惚れとしてしまいます。
あとは、悲しいアステール様の過去。どうして彼女は、塩対応令嬢となってしまったのか……。一話一話、悲鳴をあげなかがら読んでしまいました。そんな……どうして……………………。
ラスト、スバルとアステール様が新たな話すシーンは必見です。二人がどんな答えを出すのか、ぜひ読み進めて確かめてほしいです。
この作品を読めば、アステール様を好きになって推したくなって応援したくなること、間違いなし!!!!
二人で幸せになってくれ、と言いたくなりますし、アステール様幸せになって…………(迫真)と言いたくなります。言いましょう。
中編ということで、長編化した際の布石も撒かれております! どうなるのだろうと考えつつ、続きにも期待大です!!
塩対応令嬢が溺愛されて、どうなっていくのか……ぜひ読んでみてください!✨