君が教えてくれたこの感情

モデル級の容姿を持つ彼女＿＿緋月楓、高校２年生。
彼女は、人よりも感情が希薄な面があり、人との関係がうまくいかないところがあった。それでも、周りからは『孤高の氷姫』などと呼ばれ、愛されてきた。
自分は人と関わるとこうなるという線引をした彼女は、高校に上がるに連れて、更に感情がドライとなっていった。

そんな彼女にある日、感情を揺さぶってくれる人物が現れた。
それが彼＿＿藍沢あおと。
毎朝挨拶をしてくれて、他の男子とは違い、自分に対して別の意味で興味がないような態度を取る彼を、緋月は段々と知りたいと思ってくる様になる。

そして、ある日、自分の中にある感情を彼に教えてもらおうとする……