【短編】好き!
うまチャン
第1話 憧れのヒロイン
ここは街中のど真ん中にある大きな校舎が特徴な学校、『
一学年7クラスあるほど、この学校はまさにマンモス校。
そんな大きな高校の中に、とある男子高生がいた。
「――――」
机の上におでこを付けて、今まさに寝ようとしている。
そんな彼の名前は、
別にボッチでも、オタクで陰キャというわけでもない、普通の男子高生である。
確かにアニメは見るし、色んな動画サービスで投稿されている動画を漁ってはいるが、別に今の時代は当たり前なので陰キャという部類には入らない。
と、彼自身は思っている。
てか、そう決めつけている。
「はぁ……」
小さく溜息をつきながら、龍聖はとある人物をちらっと見た。
それは彼の席の隣――――の隣に座っている女子だ。
(日野さん、今日も可愛いなぁ……)
一つ間を挟んで座っているのは――――大人し目な雰囲気を出し、メガネを掛けている容姿端麗な女子高生、
龍聖にとっては届かない存在であり、同時にちょっと憧れてしまう存在でもある。
面識はあるものの、二度と話すこともないだろうと思っていたのだが……。
七海からまさか、
『――――好き』
なんて言われる日が来るなんて思ってもいなかった龍聖だった。
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