「東京へ」を含む小説

☆カクヨムWeb小説短編賞2021 『短編特別賞』を受賞しました。 九州の田舎から東京の大学へ行くことになった私たち。 素敵な毎日を送りたいと思っていた。 星座に絡めた、切ない…

　大阪難波にある新聞社Mの本社ビル一階のカフェで佐竹亮はひとりの老人と向き合って話をしていた。老人の名前は――猪子部銀造。 　老人が来社したのは佐竹が勤めるM社が全国紙で募集した…

あだ‐ばなびょう【▽徒花病】 ストレスや精神的ショックをきっかけに、人間が生まれつき身体のどこかに持っている種子から花を咲かせる奇病。 持ち主のストレスや寿命を吸って身体にまと…

　西暦2066年、連邦制となった日本。 　東京都警察警備部「特殊警衛課」―—その実態は、要人に付随して発生する事件の後始末、果ては国家に対する危険人物の暗殺までをも扱う、まさに国…

沖縄の占いとパワーストンの店ミラクルスポットのインターネット店に勤務しながら、東京と沖縄を行き来する生活をしている橋本アキラ。スマホさえあれば全国どこでも仕事できるノマドライフは…

オタクに優しいギャルの悪魔が持ちかけた契約内容は、 魂――などではなく、東京都大田区の予算であった。 いや、予算だけではない。 増えるか大田区の住民税！ 東京二十三区から追放され…

深東京仮想首都圏　　通称「深東京」 現実世界を模した仮想世界であるもう一つの東京。悩み、憂い、葛藤を抱く少年少女や、未完成の大人達が集い、住む場所。ここに住む人は自身の願望を叶…

マルちゃん……北海道札幌市在住。 テツヤ……東京都港区在住。

.緑の蓋のあれでしあわせになるお話

衝動（Murder on impulse） 　続いてのニュースです。昨日十一時頃、東京都X区のマンションの一室で女性の遺体が発見された事件でアイドルグループのメンバーが通報と共…

集中力が続かない。家だとダラダラしてしまう。家で小説を書けないへっぽこ作家はネット世界から解脱し、ワークとバケーションを両立すべく東京～九州間を結ぶ長距離フェリーに乗り込む事にし…

東京の大学に合格し、京都の老舗茶舗を経営する実家と決別する形で単身上京してきた虎月葛葉は懐かしの味を求めて『赤いきつね』に手を伸ばす。けれども、ラスト1個の赤いきつねは手に取ろう…

　２０８５年９月。東京都Ｍ区に住んでいたのが俺だ、無職でないよ。ゲーム会社のエンジニアだった。普段は在宅ワークだが、クライアントからの依頼があれば海外だろうが出張する。それが日常…

　　俺、飛鳥井瑛士、「子供部屋おじさん」を目指す24歳独身。フリーターだがバイトリーダーするくらいは有能。(異論は認める)。 　従兄が事故死し、彼が残した娘(14歳)を両親の代…

中学一年の夏休みは、東京の奥多摩で猟師をやっている叔父さんの家に行くことにしていた。 目の前でクマ狩りが見たかったのだ。

僕の可愛い婚約者が何かを企んでいる。 やれやれ今度はいったいどんな悪戯を思いついたのやら。 それを僕はビクビクしながらも心のどこかで楽しみにしているのです。 彼女が回りくどく何…

日本の敗戦が濃厚となった第二次世界大戦末期。大日本帝国陸軍少尉　北条　康は小田　稔少佐に見いだされ、戦局挽回のため、暁部隊の隊員となった。暁部隊の目的は米国に隠密裏に潜入し、ルー…

二年前の夏、彼女はマイクを置いた。 誰も疑問を持たなかったし、覚えてもいなかった。わたしだってそうだった。 けれども今、目の前で歌をうたっている彼女は。 あの頃の面影はどこにもな…

僕は日常に溶け込めなかった、だけど世界は勝手に変遷していって取り返しのつかないことになったようだ…。 書いている内に、作者、私の知りたいことを追及するというか証明するというか、そ…

「いいかげんに移させて…」と会社にお願いしたら、物流部でした。 「何しでかした…」と同情する人もいれば、「羨ましい」という人もいます。 さあ、僕にとってのこの異動はどっちかな…。…