「式神」を含む小説

あらすじ（注意…ネタバレ含みます） とある森の中の村は男だけの村。 古来から森の奥にある鬼神神社に20年に一度人身御供としてオメガの子が捧げられていた。 それが自分だと気づかず…

「あなたは十六歳になった時、また霊が視えるようになってしまう」 　亡くしてしまった母から言われた言葉、それは真実であった。 　一時は失われていた、見えないものが視える力。 　母の…

新宿でホストをしている、無気力な青年、黒峰白葉（くろみね・しらは）は、幼いころから不眠に悩まされたていた。 こと最近は寝付くことすらままならない。 そんなある朝、偶然『月宮…

　戦国の世に、幻術遣いとして名の残る果心居士を描く。 　不義の子として生まれ、幼くして奈良興福寺に出されたよたは、法春という法名をもらう。 　その興福寺で、法春は、実の父であると…

2023.2.22〜。一般的な女子高校生（？）柚木美柑〈ゆずきみかん〉が平穏な日常生活を望む中、式神を使う少年や猫のような友達と交流して、今の自分を見つめ直していくゆったりとした…

紫鳳は、瑠璃光の式神。十二神将の加護を受けた彼は、瑠璃光が危機にあうと必ず、召喚される。顔も背格好も同じなのに、身体だけは、違っていて。いつも、紫鳳は、不思議に思っていた。

警察おたくの茜。「日本の警察は優秀よ。情報収集やその推理も。でも捜査が行き詰まるとき、得てしてそこからの判断（ジャッジ）ミスに寄るところが多い」そううそぶく彼女。そんな茜がジャッ…

はじまりは満月の夜。 その日を境に「俺」は新しい道を進むことになる。 （今回はお兄さん視点でお楽しみ下さい） 本の中に入り、その世界を楽しむことができるという不思議な本屋を舞台…

安倍晴明が使役する十二人の式神。 十二天将と呼ばれる神々は、晴明の下に下るかどうか話し合う。 驚き、憤り、躊躇う神々の思いはぐちゃぐちゃに入り乱れ……。 ------------…

学力、運動能力、その他さまざまな能力が全て平均の、異常な程に普通な野仲恭平。 転校してきたエセ関西弁で陰陽師の少女、紫宝院和との出会いから”妖”を知り、普通とはかけ離れた陰陽師…

この世界の中心に位置する国、東極。 その治安維持を担う組織『東極警察局』に入局したばかりの新入局員・冷泉弑流は、初任務でとある事件に巻き込まれ、世間的には伏せられた、人ではない存…

　小山さま自主企画【本日の三題噺　2/12　『陰陽師』、『ロボット』、『耳』】に合わせて書いた短編です。 ------------------------------------…

京都の一條戻橋。 式神が住むというその橋の下を撮影していた村南有可は、そこで本当に式神に出会ってしまった。 安倍晴明に「困った人々を救ってやるように」任じられたと言う式神のわらび…

奔放僧侶＋性悪陰陽師＋最弱主人公 舞台は仏教伝来から現代に至ってまでの時代融合した世界。 豊富な知識を持つ彩流 依は、国に属する正式な陰陽師の家系である、紫条 蓮と共に、蓮に…

その姿、容姿端麗にして、眉目秀麗たる美丈夫なり。 その術、十全十美にして、完全無欠の領域なり。 まさに、才色兼備にして、秀外恵中の人物なりて。 されど、その心、清廉潔白や品行方正…

平安の昔、定めの巫女と呼ばれた神聖な存在が居た。巫女は人々の平和と安寧を望んでいたが、何者かによって殺されてしまう。現代、その巫女の魂の転生先になった高校生の少女、ミコが、一人の…

悪質ないじめ事件の発覚で、炎上の渦中にある北の地方都市、蔦沼市――。 不気味な盗撮動画をきっかけに、蔦沼タワービルの怪異に気づいた少年と新聞記者。 同時刻、タワービルの怪異を探る…

怨霊や妖がいる令和の日本。 陰陽師学校に通う私は、卒業試験を目前に、嗚咽を飲み込んでいた。 日々の占いは当たらず、厄祓いや結界の強度は最下位。 捕らえようとした式神にも逃げ…

時は二十一世紀、現代日本。人に仇なす人外の異形『妖異(ようい)』と、そんな化け物を退治し人々を守る役目を担う人間──陰陽師を前身とする『降魔士(ごうまし)』が存在していた。 如…

伊勢神宮外宮の神職を世襲する渡会氏の一族が女将を務める御師宿檜垣屋には、切符の好いお嬢さんがいた。