果心
二河白道
一 鑑真和上の外法師
六度目を試みるとき、弟子と称した異形の法師を伴い、
あばら骨の浮き出た
十数名の他の弟子のように和上の傍らにいて世話をすることもなく、もちろん、その教えを請う素振りも、法師は見せなかった。
ただ、嵐に見舞われながらも和上の乗った船が難を
外法。
仏道より発しながら、仏の教えに外れる
だが、しばらく
役目を終えたからではない。
その外法を、和上が憎んだからである。
後に、外法師は
八百年ほど前の話である。
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