「短編ドラマ」を含む小説

田舎から上京してきた佐々木裕太は大学入学まであと二週間後を控えていた。 希望を胸に秘めて新居にそびえ立つダンボールの山と争っていたところ、両親から一通のメールがやってくる。 「…

*一話完結型の短編小説です。 僕は社会人になるまで、恐らく「普通」に生きてこれたと思う。 だけど、社会人になってからの「普通」は全く違っていた。 何もできない自分に苛立ちが募る…

燃えるような「愛」でもないし、実るような「恋」でもない。 ましてや、何も、始まってすらいない。 本人さえも気づいていない、想いのカケラを集めました。

《第7回富士見ノベル大賞　最終選考通過作》 青果店「あきやま」にそびえ立つうさぎの着ぐるみ。そんなうさぎと朗らかな笑顔の女性が経営している青果店の裏に、薬膳庵があることはあまり…

　終電帰りのサラリーマンが、雨の日の喫煙所で出会った一人の女性と交わす、短いが心に残るひとときを描いた物語。 　男は、日々の仕事に追われ、疲れ果てた夜の喫煙所で煙草を吸っていると…

大学祭で販売した文芸部の部誌に載せたものです。

【＃シロクマ文芸部】は、noteで毎週開催されている【小牧幸助｜シロクマ文芸部】さん主催の【部活】です。 ※毎週木曜日にお題となる、書き出しの指定ワードが発表され、日曜日の21時…

生まれつきの病気で入院している少年、佐藤一護。彼は自分が死んだ後、姉である一花がひとりぼっちになってしまうことを恐れていた。 そんなある日、一護は、ひょんなことから出会うことに…

夏の夜に、白いワンピースを着た「彼女」と夜の散歩が趣味の「僕」との出会いから始まる切なくも幸せな不思議なフィクション。 *一話完結の短編小説です。 【登場人物】 僕………夜の…

現代社会に疲れている人に向けた、3分で涙の出る短編集です。寝る前や疲れた日にぜひ、読んで頂きたいです。

紅葉広がる田舎道。 １台のバイクがバス停横の自販機の前に停まる。 そこで出会うバイク乗りの男と、バス停でバスを待つ老婆。 取り留めのない会話を交わす二人。 そこに現れたの…

ニコニコ静画にイラストあります。 https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im11505400 人外もの。 ふたつの翼にかざる服は人間とのトラブルで得…

　高校2年生の春、平井洋平は闇バイトに関わり、保護観察の対象となってしまう。 　自分は変わることが出来るのだろうかという思いに苛まれながら日々を過ごす洋平は高校3年の春、ある女性…

手足が二つずつしか無く、心が一つしか「ボク」。そんなボクは、自分の仕事だけでなく、上司に押し付けられた仕事でキャパオーバーになった。──こんなん絶対終わらない。──こんなん絶対無…

「悩むことは、無駄なことなのでしょうか？」 「確固たる意思がないことは、弱さなのでしょうか？」 この短編集は、そんな苦悩を肯定し、向き合うための試みです。