「畳」を含む小説

「殺しちまおう」 祥子は怖がるそぶりも見せずにむかでに鋏を向けた。むかではまるで怒ったようにざりざり畳を這い回る。

たかしが目を覚ましたのは六畳の和室であった。そこで押し入れに眠っていた天使メルシィに衝撃の事実を告げられる。「あなたは死んじゃったの。理解した？」 　死因はエロゲのヒロインを溺愛…

　主人公である綾瀬湊は、小さい頃にある少年と出会い恋をした。その少年は異国の美少年で、合気道の手合わせにより投げられ、体が畳に落ちるとともに恋にまで落ちてしまった。運命の人と直感…

新しい妹にキスしているところを古い妹に見られた 　義母の連れ子・充希（みづき）と一緒に育った俺。その家族に新しい妹・瑞希（みずき）さんが増えた。充希の実の姉なのに、古い義妹とは大…

科学部の４人と『解説君』なる作者の分身が繰り広げる、しょーもないギャグによるネタ本。 学校で習った記憶のあるようなことから、一生知らなくていいような蘊蓄まで、テキトーに作者の好み…

彼らの住居は良くある一軒家だった。 　一階にはリビングダイニング、そして広いキッチンと６畳間が一つ、二階には洋室２部屋と物置と少し大きめのバルコニー、近くに大きな建物がないことも…

笑うとホントに草が生えるようになったお話。 カクヨム甲子園ショートストーリー部門にて、読売新聞社賞をいただきました。

我が輩は猫である。いやはや、実に馬鹿らしい模倣の始まりだ。

昼なお暗い迷宮都市に、胡乱な面子が雁首揃えて、行方も知らぬ即興劇。元スーパーヒロイン。触手の山師。人造人間。剣士。詐欺師。死んだ少女の死体だったもの。ここではない世界、終わった物…

その夜４畳半の部屋に現れたのは、１００日間何も食べてない自称大魔王だった！ 「お前をダンジョンルーラーに命ずる！」 登場して早々に意味不な発言をしてきたイタい子、大魔王。 ダン…

「――ごめんなさい」 「いや、何がさ」 これは、そんな会話から始まる物語。舞桜（まおう）リュウは、六畳一間のボロアパートを根城とする魔王である。普通の高校生であった彼は、家にト…

「じゃあねー。ヤマトいってらっしゃい！」 「それはいいが……ヒナミ。さぼらず薬を作っておけよ」 「はいはーい」 　さて、ヤマトは出て行った。 　テキトーに薬を二つ三つ作って、後は…

高校に入学して１週間で不登校になりそれからずっと引き篭もり続けている小鳥遊秋人は自分の｢城｣を脅かすある少女に出会う……

　彼女は押入に住んでいた。幅１・８メートル、奥行き９０センチ、要するに畳一枚分の床の上に許された高さおよそ１メートルの薄暗い空間が彼女にとっての世界だった。

　雨竜遊馬は、どこにでもいる普通の男子高校生。しかし、彼の部屋は普通ではなかった。『なにか』が通る時、六畳一間が異世界へ繋がる！ 　『あちら』と『こちら』の狭間の世界。 　異世…

　主人公の倉木　寿久(くらき　としひさ)は平凡な男子高校生である。ある日突然、寿久のスマホは彼の理想の機能は失われぬまま美少女へと姿を変えていた。 　六畳間で繰り広げられる前代未…

夏なので涼しい話を書きました。 幽霊さんの可愛さが伝われば幸いです。 塩分控えめの冷やし中華でも食べながらどうぞ。

「どうでも良い奴に私の首は預けられないからな…純粋で信頼出来て、私の言う事に逆らわない奴が良かったんだ」 透子がグイッと頬が触れる位に近付いて来た。手で押し退けるわけにもいかず、…

　“狂った三人の科学者”によって創られた異次元空間『孤島』。そこに通じる『扉』は科学者達がいた某国にしかなかったが、突如十南高校茶道部の部室の畳の裏に“もう一つの『扉』”が開いて…