科学部!

作者 如月芳美

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★★★ Excellent!!!

科学部4人が過去にタイムスリップし、サバイバル生活が始まります。
タイムスリップ先は、古生代のペルム紀。あえて恐竜時代ではなく、巨大な昆虫や両生類が繁栄していた時代を舞台にしているところが、マニアックな心をくすぐります。

部長だけど小さくて可愛い気象・地学屋の"二号"。
ナイスなボディーとさばさばとした性格が魅力な生物屋の"姐御"。
白衣を羽織り意外な特技と嗜好を持つ物理屋の"教授"。
科学はさっぱりわからない文系の"金太"。
そして、彼らの話をわかりやすく解説したりしてくれなかったりツッコんだりする作者の分身こと"解説君"。

4人と1人の掛け合いは面白く、ネタについていけないこともありますが、登場するカタカナの名前を調べて「へぇー」となったり、中学や高校で習った気がする!と懐かしさを感じたりもしました。

もしかして受験勉強にも役立つ!?かは、わかりませんが……(汗)
笑いながら気軽に読めて、いろんなウンチクを知ることができますよ!

★★★ Excellent!!!

 よくもまぁここまでハチャメチャなキャラを作ったなというくらい突拍子もない四人が、古生代をサバイバルするお話です。
 いやもう雑学知識満載で、何度もググりながら読ませてもらいました! もちろんスルーして読み進めても問題なしですが、せっかくなので、色々調べてみるのも楽しいですよ?

★★★ Excellent!!!

とまあ書きましたが、古生代に行けば……ですよね。
実際、役に立ちそうな知識がわんさか出てきます。
これだけでちょっとした図鑑を眺めたくらいのいろんな科学的、雑学的な知識が得られます。
それがこの作品の何とも言えない魅力の一つ。

そして物語に登場する生物や植物の多彩さと魅力的な姿、そのリアルで楽しい描写がまた魅力の一つです。しかもサバイバル生活においてはどれも等しく、生きていく素材の一つとなっています。

普通そんな奇妙な魚とか貝とか食べようとは思わないはずですが、作者の想像力はそんなところにも切り込んできます。
あの植物があったら籠をつくるとか、ベッドを作ってみるとか、あの魚からロウソク作るとか、もう子供のようにいろいろと想像力が食いついていきます。

その様子はもう尋常ではありません。古生代の動植物に対する、愛と楽しさがあふれちゃってる感じです。大好きすぎて食べちゃってます。

そういった物語を楽しく引っ張っていくのが、四人の科学部の面々。もちろん個性派ぞろいの一癖も二癖もある連中です。
彼らが、雷の衝撃で古生代に飛ばされ、その知識を武器に過酷な環境で生き抜いてというのが(今さらながら)あらすじなのですが、お色気とアホさ加減をスパイスに、どこまでも楽しくサバイバル生活を繰り広げます。

作者をご存知の方なら納得の、怒涛で読ませる文章力で、お色気もアホも蘊蓄(うんちく)という知識も全部丸ごと、怒涛の勢いで転がっていくような物語になっております。

ぜひ読んでみてください!