「叙述トリック」を含む小説

「私は幸せだった…うちの家に猫がやってくるまでは。」 猫に嫉妬する主人公の話。

素数の中で唯一の偶数、「２」をめぐる物語。

とある福祉施設の防犯カメラをめぐる物語。

本稿のお題にあたって私が思い浮かべた作品はカフカの「変身」でした。幸い虫の生態や解剖学的研究は人間以上に未解明な部分が多く、SFの題材として使いやすいと考えました。個人的に虫の中…

冴えない大学生活を送ってきた偏屈男の薬師寺は同じ部に所属する「カサブランカの君」に憧れの気持ちを抱いたまま、卒業の日を迎えていた。そんな薬師寺の恋路を掌の上で転がそうと画策する腹…

【カクヨムWeb小説短編賞　中間選考通過🎵　応援ありがとうございました】 殺人事件もなく、アリバイやトリック崩しもありません。ミステリー好きなあなたにも、ミステリーはちょっと……

君のような若者には信じられないかもしれないが、私の若い頃というのはそう悪い時代でもなかった―― 老人が学生に語る、戦争時代のある夏の思い出。友人が打ち明けた家の中の不審な気配。…

　ごく普通の公立高校へ通う、彦見もね。ある日、奇妙な「自殺」の話を耳にする。 「容疑者」と思しき怪しい男子をひとり、探偵ごっこの延長で追ってみるものの……空振りに思えたその「捜…

　真山優季は、ある日駅前で、あるアンケート用紙を受け取る。そのアンケートは、それに答えると1枚につき1回、身の回りの人を動かすことができる、というものであった。最初、このアンケー…

最近やたらと遅刻が多い俺は、何とかして『どこでもドアを作りたい。』そう思った。 しかし誰に相談しようと「それ、早起きした方が早いんじゃね!?」 そう言われた。 そんなときのお話。

　芸能マネージャー佐伯（さえき）は、担当するタレントが必ずブレイクし一瞬にして芸能界から姿を消すため、業界で『花火師』の異名を取っていた。そんな佐伯の元に、新しく担当となる浪川美…

　晩秋の薄暮、私立聖繍高校で起きた殺人事件。その被害者を発見した「僕」は、通報者となった事を切欠に事件へと関わっていく。果たして将来を嘱望された優等生、暁峰（あきみね）ヨシホを殺…

依頼人の家を出たところで私は男の襲撃を受けた。

「僕」という人称が嫌いな主人公「僕」。僕は、クラスメイトの愛川累に誘われるまま、誘拐された萩原弘子という女性の行方を推理する。 そして、主人公「僕」の秘密が明かされるとき、物語は…

ある日の放課後、図書室の事。 工藤瑞希は、幼馴染の來次圭に叙述トリックを教えてと言う。 圭はしょうがなく、叙述トリックとは何かを教えてやる事に。 ※　この物語は、叙述トリック…

古本に挟まれていたレシートが、故郷の阿賀流村に真人を導いた。 「ラプラスの悪魔」を生むという装置を地底湖で見い出した真人に、怪人組織が迫る。 逃避行の舞台は東京神田、そして北九州…

現実と異世界の混ざり合った話。 初投稿の超短々編作品です。 叙述トリックを意識して書いてみました。 3000字程度ですので、是非ご一読頂ければと思います。

ソ連時代のシベリアの山奥の小さな村。 墓地から外れた場所にポツンとたたずむ墓標から聞こえた謎の音。 ――カルルはそれを地底人の声だなんて言い張ってるけど、僕はそんなの信じないぞ。…

“私”が体験する、病的なまでに美しい、不思議な世界の“終わり”とは——。