「国語」を含む小説

俺の名前は一ノ瀬紡。私立の名門男子校である聖暁学園高等部の一年生だ。俺のモットーは「普通」の人生を送ること。このまま聖暁学園をいい成績で卒業し、いい大学へ現役で合格して、いい会社…

5時間目、国語の時間。豊子を襲う激しいおなかの痛み。 ダメだ……。もう、耐えられない……。 トイレに駆け込んでホッとしたその瞬間、不思議な世界が豊子を待っていた！ 実在しないけ…

主人公の若葉（中学3年生）は、隣に住む幼馴染みの閏（じゅん）に密かに思いを寄せていた。 ところが、2人は会うと喧嘩ばかり。閏は私立の高校を志願しており、卒業まで残された時間はおよ…

男性不信気味で経験ゼロの国語教師・すみれと、恋愛は体から入るタイプで奔放なP活女子・美羽。正反対の”こじらせ女子”2人が、傷つきながらも自分だけの愛を探求していく。※1月31日ま…

【この男の冷たい左手が胸騒ぎを呼び寄せる。アウトローなヒーロー、登場】 企業が表向きには処理できない事案を引き受けるという「よろず屋」月翔 散冴（つきかけ さんざ）。ある依頼を…

国語教師の声を隠し録りした、声フェチ男子高校生の話。 ※この作品は小説家になろう、エブリスタ、アルファポリスにも掲載しています

看護婦だったものが看護師になり、男性の看護師も随分と増えた。今や社会人を経て看護学校に入学してくる者も多い。それぞれの事情を持って入って来る。 上司と喧嘩してやめたOL、介護施設…

「なんか、もうこの先、しんどいな」 「大丈夫ですよ、たぶん」 「なんでわかるん？」 「ずっと大丈夫じゃない保障もないじゃないですか」

「わたし、今年はサンタさんに雪をお願いする！」春風（はるか）の一言から、私たち家族のクリスマスは始まった—— あおぶたと申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。 中学校の国…

国語の授業中、読書好きの中学生の「私」に起こった出来事。「常識」とは？　「普通」とは？　授業中に本を読むことは「悪」なのか？

桃瀬透花は、何不自由なく育ってきた高校生だった。 優しい両親に、春夏秋冬のイベント。大好きなボーイフレンドもいて、毎日がとても楽しい時間だった。 しかし、別世界の自分から送ら…

――とある人造人間による前書き この物語の語り手として、僕はあまりふさわしくはないと思う。確かに僕はあの出来事の当事者だが、僕は人造人間、つまり人間によって造られた自ら思考でき…

　漠然とした前世の記憶持ってトゥカーナ家の長女として産まれたリラ。 　リラ不思議な空間で謎の人物、白銀の鎧を着た女性に出会い、1つの指輪を託される。 　リラはその指輪に翻弄さ…

2019年4月、「令和」の由来の話をきいて、万葉集をつくった人びとに思いをはせた。 【初出は個人ブログ 2019年ですが、カクヨム 2021年をもオリジナルとみなしてください。】

小説は難しい表現をいくら知っているかで書けるものではありません。いえ、言葉の基礎である和語つまり大和言葉の単語をいくつ知っているか、が小説を書けるかどうかを左右しているのです。 …

高村光太郎と妻・智恵子に関する、著作権が終了している2つの作品、 「智恵子の半生」「智恵子抄」 からの抜粋・独自編集版になります。 いずれも原典全文は青空文庫などで読むことが出来…

中島敦『山月記』のアフターストーリー的なもの。2話完結

　駅前でひとり歌うボーイッシュな少女。降りしきる雨。大勢の人たちが、少女の歌には気にも留めずに、ただ通り過ぎるだけ。そこに立ち止まったのは、笑顔のとても可愛らしい女の子。 　ガー…

読書の秋。読書はこころとことばを豊かにする、と言われます。 それを聞くと私は、ある辞書を思い出すのです。堀之内君の辞書を。 中学１年次に手にした辞書。初めての本格的な辞書。 い…