「あやかしあ」を含む小説

２０１０年代が舞台。ヒーローは出てきません。 南の島に封印されていた邪悪な存在が、東京に持ち込まれ、解放されてしまう。血を求め各所に出没する魔物を、教会・寺院・そして南の島から来…

【2024年5月15日富士見L文庫より刊行】 　明治時代の吉原。娼妓見習いである千早は、ある日、売り飛ばされかけてそれまで育った見世を逃げ出す。とはいえ世間知らずの身に行く宛も…

※本編読了後に読むことを推奨します※ 第7回角川文庫キャラクター小説大賞〈奨励賞〉受賞作 有田くもい『あやし神解き縁起』発売記念特別SS！ 死して神となった菅原道真と、彼に引…

月灯り、紫を帯びた水晶の森で　贄の黒衣の花嫁は逃げ惑う 他サイトに習作あります

怨霊を鎮めるために陰陽師の発案で一人の少年が生贄として捧げられた。けれど、儀式は失敗。少年の死を嘆き、人間を恨んだ狐に怨霊が憑りついた。途端に狐の霊力が妖力へ変貌し、九尾狐が誕…

10月２日（日）に開催される札幌文フリにて頒布する一時創作小説です。 夏休みに出会った少年少女がとあるバイトをするお話です。 全56頁300円になります。

令和から幕末のかくりよに飛ばされた半妖の天狗、風花流樹（かざはなりゅうぎ）は坂本龍馬と猫又女子の菜々芽に出会う。 自分の時代に帰りたい流樹は坂本龍馬の言うままに事件を解決して、手…

　台地に存在する住宅街──時雨原は最近おかしい。多発する死亡事故に、不吉な化け猫の噂。好奇心旺盛な人々の噂に当てられたせいか、時雨原に暮らす女子高生の卯月は従来の悩みである幻覚症…

魔術に憧れる少年樹葵(ジュキ)は、特別な存在になりたいと王立魔道学院に入学する。しかし特別になるどころか落ちこぼれで、友達もできずいつも一人きり。 魔道学院を抜け出した樹葵は、…

第4回富士見ノベル大賞　審査員特別賞作の番外編が登場！ ～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・ 　恋と友情を同時に失い、落ち込み気味だった大学生の咲は、早春の朝、近…

耽偵奇憶館(たんていきおくのやかた)。 都会に取り残されたようなその館には、知る人ぞ知る探偵事務所があるのだという。 そこを訪れることになったのは、天涯孤独になってしまったばか…

　落語に寄りすぎず物語ならなんでも、と言っていただいた企画ですが、あえてガチ落語で！ 　おっちょこちょいな八五郎。今日もあやかしに化かされたと、大家さんのところに駆け込んできたけ…

人外に遭い、人外に助けられた話。 「KAC20228」第八回目参加作品 KAC規定の掲載期間が過ぎたので、余談的な話「寄り道」を追加しました（22/09/23追記）

多種多様な妖しが住まう、根の国。この国に生きる者はその身に妖力を宿し、妖術を用いて国を豊かにしてきた。中でも黒い容姿の者は並外れた妖力を持ち、周囲からは尊敬と畏怖を込め黒衛士と呼…

夜、外でタバコを吸っていたら、男が走ってきて、家の中に入っていった。

先輩社員に強要されて、ペーパードライバーの「私」がトラックを運転したら… 事故死して、気づくと廃車置き場に霊となって漂っていた。 トラックに縛られた霊、地縛霊ならぬ「トラ縛霊」と…

時は神々が遊ぶ平安の世――。 死後、天神となった菅原道真は、高位の女神の差し金で、人と鬼の間に生まれた「半鬼」の赤子を育てることに！ 泣けばすぐ鬼火を出す子に神力を与え、あやす日…

（”始の鐘”の続編です） ある夏の日、ひょんな事から半妖になった四人は今日もまた町の平和を守る為、依頼に応じ妖怪退治を行っている。 そんなある日、岡山にいる突男から依頼がやってき…

『きくまりさん』をご存知かな？願う者から命を奪い、望む者には命を与える恐ろしくも美しい、神秘を扱う非人の存在を。呼ぶ手順は簡単。一杯の水と少量のお酒。それから、心の底から求める真…

猫と猫モドキの物語。 願い届かず、祈りも聞いて貰えない物と違い,此方は願いと、祈りが最後に届く物語りに成れば…。 こちらは小説家になろうに小修正した物が転載されております。