唯一の肉親であった曽祖母を亡くしたごく普通(?)の少年は、遺言に従い、とある探偵事務所(ということにしておきましょう)を訪れます。そこから大いなる運命の歯車が動き出すとも知らずに…。ミステリーとか、ホラーというより『現代異能ファンタジー』という感じでしょうか?あまり肩の力を入れずに読める作品です(読み応えが無いわけではありません)。これ単体で完結はしていますが、大きな物語の『序章』を感じさせるお話です。なんの変哲もない(?)少年が足を踏み入れた不思議な世界。注目です。