「雪」を含む小説

鏑木咲人、高校3年生。ダイヤの原石を見つけ磨く。それが俺の趣味！ そんな俺の目に飛び込んできたのは白雪さん。前髪で顔を隠し、大きなメガネにポニーテールの引っ込み思案。一見地味に見…

雪国に暮らしていた超人的人種、雪国人。 その血を引き継いだ者たちは今〝寒窺（サムライ）〟の名で呼ばれ、降りやまぬ雪を排除し続けることで、人々の生活を守っていた。 ところが、エチ…

豪雪地帯に住む俺は小型除雪車で今日も除雪していた。その日、幼馴染の史奈の家から電話がかかってきて……

13世紀、中国。300年続いた大宋帝国がまさについえようとするこの時代に、いわくありげな宝剣をたずさえた青年――林獅伯は、失われたおのれの過去を捜して流浪の旅を続けている。 一方…

　文化祭の準備をしていたはずが、気づくと人里離れた雪山に着物姿で放り出されていた白井せつな。 　雪の中に倒れる銀髪の美青年を見つけるも、意識のない彼と共に雪崩に巻き込まれ————…

寒空の下、真っ赤な両手で絵を描く少女をみつけた。 「どうしてこんなところで絵なんて描いてるの」 六年前。車の温度計が示すはマイナス２℃。北風が吹き下ろす祖父母の住む村。 田舎と…

世間が理想とする家族像に疑問を抱く主人公と、血のつながらないおじさん。そして周りの人のお話。

舞台は江戸時代の冬の東北。 雪の中を妖し退治屋の浪人者、日暮勢三郎が行く。 美しき雪姫、元修験者の造六との出会いと旅。 雪をテーマにしてます。冬季に執筆しますので春が来れば一旦…

　雪に閉ざされた地球、人々の住む地熱排出口の地下には古代の廃コロニーが眠っている。 　魑魅魍魎が跋扈する地下で遺物収集を生業とする少年リケルは、怪物に襲われたところを二体のアンド…

ネコ、ヌリエ、ヒビキの3人は四月の朝に不思議な花が咲く木を見つける。 そこにあったのは、朝に塗り固められたお話し。

　令和五年三月九日は、佐藤冬人が最も〈おし〉ているアニソンシンガーの初めての武道館でのワンマン・ライヴの開催日で、冬人は、感染症のパンデミック下において、自分がアニソンのイヴェン…

とある恒星系の、氷に覆われた海洋惑星、そこに研究者として駐在する〈先見の明の者〉である「わたし」は、故郷の兄弟〈高みを行く者〉の突然の訪問を受ける。彼は大勢の兵隊をつれ、「わたし…

アナウンス部から社会部へ異動となった鬼怒川結実は、部長の雪川雪乃から世間を騒がせている強盗殺人の取材を命じられる。 見様見真似で取材をする中、鬼怒川は真相に辿り着く。

妖魔が横行していた戦国時代、大名たちは挙って、妖魔と契約を交わし、終わりの見えない争いが続いていた。時の大名、今川義元は、妖魔の大軍を率いて、京へ向けて出陣した。道すがら、その土…

貴方がいなくなっても季節は巡ってくるし、なんなら何度だって巡ってくる

自分の歩みが可視化される雪の道

中学時代にとあることが原因でがっつり女性不信になった俺こと小日向照には最近悩んでいることがある。 「――ふふ、やっと二人きりになれたわね」 「……そうですね」 そう、…

数百年前の貴族の日記が発見された。文を軽んじる風潮のあった時代のこと、貴重な史料になると期待される。 長編「雪の女王は戦馬と駆ける」（https://kakuyomu.jp/wo…

大口 原雪（おおぐち げんせつ）、－コードネーム：ハンドラーＤ（帝国特殊作戦隊員）－。 望月 巫女（もちづき みこ）、－コードネーム：ゴシップ（帝国秘密諜報工作員）－。 長鳴鶏 …

煙草、呪いから5年後の話。 漆間陣(うるま じん) 『煙草、呪い』の『俺』 煙草が吸えなくなったのでココアシガレットを咥えている。命日に毎年電話をかけていた。 一之瀬桜(いち…