「万人向け 現代ドラマ」を含む小説

叩いてかぶってジャンケンポン法案が通ったあの日から数十年！叩いてかぶってジャンケンポン、略してタタカブを中心に、世界は回り始めた。 主張と主張がぶつかったらタタカブ。 国家間の戦…

福岡県福岡市博多区。福岡空港近くの障害者支援施設で働く青年佐古川歩は、カレーとスマホゲー大好きのオタクだった。 ある夏、下半身不随の中途障害者の少年（鴻野尚也）に出会う。すっかり…

癌で入院している父が、私たち家族に言った。 「生きている間に一度くらい、月に行ってみたかったんだ」 呆れている母に、冷静な兄。 そして私は、ふわふわと月面歩行をする父の姿を想…

　一に【呪能】それは心の傷であり、持つべきでない力である。二に【感能】それは心移す体（しんいたい）と呼ばれ、その人物の心の表れである。三に【求能】それは救いを掴む為の力である。こ…

ばーちゃんは探し物が得意だ！ 何かをなくしても５分もかからずにすぐ見つけてくれる！ けど、今日は何か様子がおかしい……。 ばあちゃんに頼らないように僕が“なくしもの”を探さ…

毎日を無為に生きていた根無し草のような男、深津怜は、ある出来事がきっかけで知り合った強面だがお人好しのサラリーマン、藍野司朗の部屋に転がり込むことになる。その日から穏やかな日々が…

広島市安佐北区可部に看板を掲げる「中本探偵事務所」 その小さな探偵事務所を、写真一枚片手に女子高生が訪れる。 人物は写っていない。写っているのは二台のバイクと一本の樹。そして写真…

地球最期の日、俺とあの人の選択について。過去に書いたものが掘り起こされたので加筆・修正してアップロードすることにしました。お楽しみいただけますと幸いです。

「雨は朝でも昼でもなく、夜に降るものが一番好きだ。なぜなら夜の雨は黒く、家や街すらも塗りつぶし忘れさせてくれる。そんな気がするからだ。」 医師の塩尻は書斎から窓の外を眺めていた…

　こんな噂がある。 　都内に事務所を構える、とある探偵事務所。そこにはどういうわけか様々なジャンルのプロフェッショナルが集まり、数々の事件を解決・悪を成敗する。 　しかしその活動…

ごく普通の文学高校生こつぶ、お金がないのでバイト探しに、いいなと思ったバイト先は森林館と呼ばれる超豪邸！豪邸の住民に代わって住み込みで家事をすることに。優しくて強い豪邸の住民たち…

時は現代。 世界は魔法に掛かったように変化し、僕達は「ニューノーマル」なんて呼ばれる日々を過ごしている。 そんな日常でも、人々は出会いと別れを繰り返していく。 それは、僕も…

銀髪の女性が喫茶店でコーヒーを頼むと、テーブルの上に黒い飲み物が運ばれてくる。 飲みやすいように調味料で調整しようと砂糖に視線を向けるが、非日常的な光景がすぐそこにあって……。

四人の女性が卓を囲んで座っていた。 確率は低いけど、当たれば大きな成果が得られる役を狙い続ける白髪女性。 しかし、確率通り狙いは上手くいかなくて……。

ａ〇zonの面接を受けることとなった俺 しかし、本社はアマゾンにある！？ しょうがなくブラジルへ向かった俺は年齢詐称のダニエルと原始人のマイケルと出会い、アマゾンの奥深くにある面…

雪が降った。そして、大地は白に染まっていく。 やることはただ一つ。 雪だるまを作ろう。 銀髪女性が家の前で雪玉を転がしていると、金髪女性も一緒に雪だるまを作り始めて……。 …

三十代前半の白戸百合子は、太っている。 けれども、彼女に食べることへの興味はない。 温かくなり始めた春の夜。 ふと思い立って窓を開けると、美味しそうな匂いが彼女の鼻腔を擽った。…

人間はなぜ自分の環境に満足出来ないんだろうか。 無いものねだりを突き詰めると、、、？？？

少年時代、一緒にごっこ遊びをした「ジュンちゃん」。 大人になってからは疎遠になり、やがて会わなくなった。 そんなジュンちゃんと故郷でばったり再会するが……。