「そういうものだ」を含む小説

日常をふと振り返ると築かれているそれを指して、『前回までのあらすじ』と称してみます。 今に至ったこれを振り返れば、自動的にあれこれが構築されている恐怖、人生の哀愁、どこかにきっと…

　読まないとわからないけど、読んでもわからない。そういうものを書きたい。 　どれだけの時間を無駄にしたかということを考えるよりも、どれだけの時間を無駄にしたという経験をできたかと…

そういうものかもしれない

自分向け小説という企画があったので応募してみました。確かにこのお話も自分向けです。誰かに向けて書いたというより、自分のもやもやを解消するためというか、心落ち着かすために執筆したも…

互いに一度命を捨てて、どちらが拾うかを決する。 決闘とは、詰まるところそういうものだ。 敗者はただ喪い、勝者もまた何かを得るわけでもなく、それでも彼らは得物を執る。 拾った命でし…

それは夢か、現実か。その夢を見ているのは、誰なのか。（※完成度低め） 夢で見たこと見てないこと、あることないことをだらだらと書きつづっただけの短編集です。その実、ただの筆者の息抜…

　タイトルを変えた。誤解されると困るので。 　22世紀初頭、人類の経済活動が地球外に主体を移していた時代の物語。 　デブリ除去を生業とする少女がいた。彼女は特異な能力を有してい…

僕は叫んだ。きこりは代々、女神を前にしたら叫ぶ。きこりにとっての女神とは、代々そういうものだからだ。

橋の下の草むらで見つけた鉄板は、もう何年も俺の机の裏に貼ってある。 俺にとっての愛の形とはそういうものだった。 大人になるって、自分への興味を失うことなのかもしれないけど。 最…

小説に限らず、物語を見ていると思うところがあるのです。 書いていても思うことがあります。 日常生活でも思うところがあります。 そういうものを不定期更新で書いていきたいと思います。

子どもが産まれたその日、旦那が家を出て行きました。 理由は謎。とにかく連絡がなく、音信不通！ 初めての出産かーらーの、初めての離婚調停が今始まる……！ 結婚している人もしてな…

七夕にスライディングさせたかった作品です。絶対に、会えると願って。

その日、怪異の掃除人たる曽根崎の元を訪れたのは、二人の若きエクソシストだった――。 悪魔の引き起こす地味な割に迷惑な事件を、タッグを組んだエクソシストと掃除人（とアルバイト）が解…

知らない場所に行くだとか、 慣れないことをするだとか。 一人でやるとこわいけれど、 みんなでやればこわくない。 そうでしょう？ そういうものでしょう？私達って。

平成生まれが書いた、平成史のようなもの。 平成生まれの少女未来は、同じクラスのビビリの少年ビッくんに恋をする。流行の玩具やニュース、それらを背景に、彼女たちは成長していく。友人…

国内に患者さんの数が100人に満たない「希少疾患」と呼ばれる病気があります 現代科学では治すことができない「難治性疾患」という病気があります 不幸にして、そんな病気にかかって…

ここにいると、若者のみなさんがプロ作家に憧れる熱を感じることが多々あります かく言うわたくしも、そういう想いを強く抱いた時代もありました 筆一本で喰ってゆく そういうのに、猛烈に…

▼あらすじ 　この世界には「裏」があった。「裏」の世界があった。 そこには〈魔法〉があり、〈アルカナ〉と呼ばれる〈能力〉があった。しかし、現実世界と違うのはそれくらい。言葉も同じ…

姫というものは、昔から悪者に捕まり、そこをかっこいい王子様に助けてもらい、結婚する。そういうものだと姫は思っていた。 しかし現実はそこまで甘くない。あきれ返るほど平和な毎日に嫌気…

階段を降りてくるのは鏡子だ。 いや違う鏡子じゃないよ。 鏡子の姿をした人形だよ。 でも鏡子なんだ。しょうがないだろ。 鏡子の瞳には光がない。濃い藍色一色だ。そんな人間いるわけない…