歴史・時代・伝奇の小説

天に召された、私が愛した人よ。 貴方の天国での生活を、攻めて鍵穴から覗かせてください。 ※本編はここにはありません。

不思議な力を持った飛脚屋の丁稚心太が、まるで霊感の無い御隠居様と妖の起こす事件に立ち向かう小噺。

おのづから　あいあふときも　わかれても　ひとりはいつも　ひとりなりけり 信濃・佐久伴野庄で「踊り年仏」を開始したのは、一遍上人に同行した妻・超一房だった

　出家前の若き釈迦が老病死苦を感じて存在の不安に陥るお話から紡がれ始まる文字の点綴。　 　この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。重複投稿です。

平家全盛の平安末期。 女童として清盛の妻に仕える玉虫は、七つ年上の教経にはじめての恋をする。 平清盛の甥である教経は、幼少時に厳島の海で市寸島比売命（イチキシマヒメノミコト）と…

戦国時代　命を落とし　首だけとなった武者 冥府を彷徨い　嘆き　慟哭して・・その果てで 受け止めたのは・・

探索ミステリー×三角関係×平安風ファンタジー。 四方を海に囲まれた小国の姫君の夕花姫は、屋敷からの脱走癖と拾い物癖がある変わり者。そのたびに護衛の暁に叱られている。今日も浜辺に…

舞台はここ、石の事件と呼ばれる不可解な事件が立て続けにおこる国”ザルベア帝国”そんな国の小さな町”コト二ベア”では、とある無能で有名な探偵エルレトが、ある夜何かにつられ町の路地裏…

『続三国志演義』の時代より二百年ほど後の南北朝時代、河北を統一した北魏も内を霊太后という怪物に浸食され、外は六鎮と兵戸の構造的問題がプシュッと噴出。 漢人、漢人化した鮮卑族、お…

　1939年。日本海軍では新型高性能潜水艦の建造計画が持ち上がる。技術担当の酒井中佐はその高すぎる要求に頭を抱えてしまう。そんな中、発明家の有岡安治郎から、新型機関の提案が送られ…

◆あらすじ◆ 　何の因果か、わたしは突然現代から戦国時代に転生してしまった。 　すると身体は女になっているし、狐の尻尾や耳やらが生えていて、どうも狐憑きの少女になってしまっている…

うちの飼いネコ、ノブナガはいつからか中の人が織田信長と繋がっていて、近所の商店街のネコを制圧すると向こうの世界での天下布武が成るらしい。 ……って、今度はあたしが安土桃山時代に転…

次期大王として選出された八人兄弟の末の『柰雲』は、妹の死を憂うあまり心を閉ざしかけていた。 大地は数年前から飢饉や干ばつがおそい、人々の暮らしは貧しくひもじくなる一方だ。 そん…

「台湾」の物語です。 数年前、mixi日記に書き、はてなダイアリーにも転載したものです。 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=120221498…

「福音書」を含め従来のイエス伝はごくわずかな幼少期と、ガリラヤ、そしてエルサレムで福音宣教に当たったわずか三年間の事績のみ伝えて「イエスの伝記」と称しています。 それでは簡潔す…

文久二年十二月、深川で凄惨な一家惨殺事件が発生し、江戸の町はこの恐るべき殺人鬼に騒然となった。 下手人が捕らえられぬまま年は明け、文久三年一月、用心棒を稼業とする浪人、犬廻兵悟は…

昔、中国の江州に住んでいた李逵（りき）という男は、とてつもない巨体と怪力で恐れられていました。考える事や力加減は苦手で、善悪の判断も良くわかりません。そんな彼は、宋江（そうこう）…

これより綴るは江戸後期の読本作者、櫃士屋 骸吉(ひつしや がいきち)の聞き集めし怪談である。生者の陰には亡者あり。江戸の裏に見える穢土の有様、お楽しみあれ。

デステルヴァル屋敷で働くスティーブンは、執事長から陰惨ないじめを受けていた……。 そんな彼のもとにやってきた大鴉は告げる。 「女王陛下からの伝達だ。屋敷に危機が迫っておる。森…