概要
まぶたの奥に扉が見えたら、それが魔法の国への冒険の始まり
成田香子は女流棋士になることを目指す高校2年生。ところがある日突然特殊な能力が身につき、一流のプロ棋士とも互角に戦える力を手に入れた。しかしそのせいで、並行世界での覇権を巡る争いに巻き込まれてしまう。勝負と、恋と、魔法王国の攻防とを賭けた青春恋愛ファンタジー。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!将棋は好きかい?
明らかに将棋が好きではない人間が書いています。
ですから作品を鑑賞する際にはその点を注意して、将棋要素の部分はひっこ抜いて鑑賞してください。
火花散る将棋の対局なぞを決して期待してはいけません。普通のファンタジー小説ですので、そちらを楽しみましょう。
そう考えれば筆力は充分ですので、小説として楽しめるレベルにはなっています。
将棋というものは人間が発明し、人間が何百年以上も楽しみ、人間の力だけで戦い続け、そしてずっと夢中になり続けているゲームです。
魔法が入り込む余地など初めからないですし、それこそが将棋の魅力であります。まさに人間力だけで戦う世界です。
昔、囲碁の勝負で魔力を奪…続きを読む