概要
わたくしは生き続けます。あの方との約束だけは、果たしたいから……。
「貴女とは、どこかで会ったことがありますか?」
桜の樹であるわたくしに、突然お声をかけて下さる殿方が現れました。その方はわたくしに「名前」をつけて下さって──
昭和初期の日本を主な舞台に、桜の樹視点で語られる、儚く切なく美しい、純和風の近現代浪漫譚です。
静寂の中に昭和レトロ感がしっとりと漂う、どこかファンタジックな世界観。
ハッピーエンド確約なので、どうぞご安心下さい。
全六話構成です。
ご興味ある方は、どうぞお立ち寄り下さいませ。
カクヨムコン10短編新作参加作品です。
ジャンルは「現代ドラマ・文芸・ホラー短編部門」です。
©️2024-hayato sohga
※当サイトに掲載されている内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。(Unauthorized re
桜の樹であるわたくしに、突然お声をかけて下さる殿方が現れました。その方はわたくしに「名前」をつけて下さって──
昭和初期の日本を主な舞台に、桜の樹視点で語られる、儚く切なく美しい、純和風の近現代浪漫譚です。
静寂の中に昭和レトロ感がしっとりと漂う、どこかファンタジックな世界観。
ハッピーエンド確約なので、どうぞご安心下さい。
全六話構成です。
ご興味ある方は、どうぞお立ち寄り下さいませ。
カクヨムコン10短編新作参加作品です。
ジャンルは「現代ドラマ・文芸・ホラー短編部門」です。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!うつろうもの、変わらぬもの
時間というものは流れゆく。ある一本の桜の樹が、その流れを見つめていた。
激動の時代といえば、その通りなのだろう。その中で考えればほんの少し、それでも桜と人とが心を通わせた。
人の世はうつろう。人は去る。けれど変わらないものもある。
人と桜であるのだから、そこに名前をつけることは無粋なのかもしれない。けれどこれは愛にも恋にも似た、そういうものなのだろうと思う。
そしてそれはきっと、奇跡のような実を結ぶ。
流れてゆき、ゆきて戻る。その最後にたどり着き、「ああ、美しいな」と、そんなことを思ったりした。
あなたは、どのような名前をつけるだろう。もちろんつけることが無粋ならば、名前のないままでも構…続きを読む