王太子の婚約者候補から外れたく根回しの後、別の公爵家の令息と婚約するヒロインであったが、王太子と彼の婚約者は、ヒロインが王太子の婚約者候補に外れた事を根に持ち、自分達に嫉妬していると邪心し、事ある毎にヒロインを敵対視していており、ヒロインの婚約者も王太子の従兄弟という関係でヒロインを疎遠にしていたが、ある事故で頭部に怪我を負い、意識を戻した時自身が転生者であると気付き、且つ、側に居た婚約者であるヒロインの美貌に絆され、それまでの彼の人格や言動とは異なる転生者のキャラに変貌。以降ヒロインに懸想し、ヒロインに付き纏う煩い蝿を彼の機智で、所謂『ざまぁ』をそれらの蝿を追い払う展開にスカッとしました。
最終話、勘違いながら婚約者のヒロインが幼馴染と親しく接する姿に嫉妬して涙する彼の純朴でヒロインにゾッコンの描写にほっこりした次第です。
素敵な物語に感動しました。