夏休みの自由研究は謎タマゴ　〜カミサマと“いのち”の学び三十日〜

「自由研究かぁ……めんどくさいなぁ」
悩んでいた勇真の前に現れたのは、『謎タマゴ』の飼育キッド。
何が生まれるのか、生まれてみないと分からない。
『謎タマゴ』を選んだ勇真のもとに、夏休みの学びの神様が現れました。

「どんなものに育って欲しいか、願いを言うのじゃ！」

飼育期間は三十日程度。
生命の親。命を守る責任。知らないことに対する恐怖。
そして、自分がどんな風に祝福されて生まれてきたのか。
何者になるのかわからない、何者であるかわからない。
そんな目の前の生命を見つめ、知ろうと歩み寄り、やがて別れがやってくる。
そんな成長物語です。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（23文字）

主人公の勇真は、「生命」とか、「研究」とかに、興味がない、ごく普通の小学生。
夏休みの宿題で、イヤイヤ、生き物の飼育・観察日記をつけることに。

（面倒くさい！）

そんな気持ちでいっぱいの勇真ですが、今回、学校からのチラシで注文した飼育キットは、「謎たまご」。

何が産まれる……？　「謎たまご」！



文章は読みやすく、謎が良い塩梅で気になり、どんどん先に読めます。

そして、最後の終わり方が、私は、とても好きです。

泣けます。
私はボロボロ泣けてしまいました。

もちろん、小学生の読者にも。大人の読者にも。おすすめですよ！

素晴らしい物語です。
おとなも、子どもも、ぜひ読んでもらいたいです。

自分が生きていること
　　　生かされていること

誰かの生命
みんなのいのち

この夏、
考えるきっかけに。

とても大切なことがぎゅっと詰まったお話。
子供心をよく突いているなぁ、と思いながら読みました。
自分の子が小さかったら、絶対読ませたいお話！

爬虫類は好きですが、触れって言われたら触れないかも～。
とか、
ああ、こうやって命と関わって成長するんだぁ。
とか。
なんだか色々考えながら読んでいきましたが、不思議なことに最後は、自分が子供の目線でワクワクしたりドキドキしたりしてしまいました。

大人が読んでも楽しいお話。
是非、お勧めです！

夏休みの自由研究って悩みますよね。
主人公の小学4年生の勇真くんも悩みながらも、自由研究のテーマに「謎タマゴ」を選びます。

この物語の魅力は、勇真くんの成長と彼を取り巻く家族や友人たちとの温かい交流です。
さらにはカミサマと言う神秘的な存在が登場し、勇真くんに様々な教えを与えるシーンは感動的です。

子供から大人まで楽しめる作品で読み進めるうちに深い感動と学びを得られることでしょう。
まさに命の授業とも言えます。

自由研究というテーマを通じて、命の尊さや自然の不思議さを再認識させてくれる素晴らしい物語で、私はグッときました。

そして「謎のタマゴ」ってなんだ？
そう思ったあなた！
それは…続きを読む

こんな「自由研究」なら、本当にウェルカム。
「命」を知ること、学ぶこと。

子どもたちが目をキラキラ輝かせて読む姿が目に浮かびます。
これを読んで、子どもたちの「命」に対する価値観が少しだけでも変わるといいな。

子供だけでなく、大人も楽しめる、本当に素晴らしいお話でした。

大切なことがたくさんつまった本当に素敵な物語です。どんな小さな生き物だってみんな生きている。だから大切に一生懸命生きていかなきゃいけない。今の時代、大人だって忘れているそんな当たり前で大切なことを、たくさんのワクワクと共に優しく優しく教えてくれます。

子供にはもちろん大人にもぜひ読んでほしい作品です。あーもう本当に素敵！
大好きです。

夏休みの自由研究で、少年が選んだのは「謎たまご」？！
いったい、何が生まれるのでしょうか……。

少年は、生命を預かる責任を通して、今まで気付かないでいた、たくさんのことを学びます。

私達が生きるということ。
他の生命を頂くということ。
待ち望んだ生命が生まれるということ。

夏休み、是非この物語を読んで、大切な生命について、考えてみてください。
貴方のそばにいる大切な人、大切なペット達がきっともっと愛おしく想えることでしょう。

オススメです！

『少年✖謎たまご＝命の学び』

まさにこれに尽きます！



大人も子供も一緒になって読んで下さい。

宿題なんかどうでもいい！（よくない）


仕事なんてどうでもいい！（よくない）

家事なんてどうでもいい！（よくない）


さあ！　ゲームも革靴も包丁も投げ捨てろ！（だめですよ？）

この夏、このお話を通して【命】について学びましょう！


ほら、たまごに耳をつけてみて？

何が聴こえるかな？



何が聴こえるか、どうぞ小説を読み進めて下さい。

それが聴こえた時、あなたは温かい【命】を感じ取る事が出来るでしょう！！