概要
ようこそ海底世界へ!
夢月七海さんの自主企画 同題異話・七月号『人魚と内緒話』参加作品
海彦が磯で助けたのは人魚の姫様だった!?
【あらすじ】
明治の初めの頃の話。
海彦が磯で倒れている彼女を見つけた。彼が助けたと思ったのは人ではなく、人魚だった。気を失っている彼女を不憫に思い、自分の家に隠していると、見慣れない二人組が村にやってくる。その二人は人魚を捜していたのだが、海彦はそれを黙っていた。しかし、彼の行動を不審に思った村人が人魚を見つけてしまう。混乱があり、報酬を貰えなかった村人の怒りは海彦に向けられた。
一方、人魚を捜していた二人組は彼女を連れ、巨大潜水艦に向かった。
人魚の件から数日後、海彦は村人と漁に出る。しかし、それは人魚に呪われていると思った村人が彼を殺すための罠であった。嵐の前の海に投
海彦が磯で助けたのは人魚の姫様だった!?
【あらすじ】
明治の初めの頃の話。
海彦が磯で倒れている彼女を見つけた。彼が助けたと思ったのは人ではなく、人魚だった。気を失っている彼女を不憫に思い、自分の家に隠していると、見慣れない二人組が村にやってくる。その二人は人魚を捜していたのだが、海彦はそれを黙っていた。しかし、彼の行動を不審に思った村人が人魚を見つけてしまう。混乱があり、報酬を貰えなかった村人の怒りは海彦に向けられた。
一方、人魚を捜していた二人組は彼女を連れ、巨大潜水艦に向かった。
人魚の件から数日後、海彦は村人と漁に出る。しかし、それは人魚に呪われていると思った村人が彼を殺すための罠であった。嵐の前の海に投
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!浦島太郎ミーツマーメイドプリンセス。
明治時代という近代日本が舞台なのに、一級品のSFである事にとても驚かされました。それこそ作者様の才能と存じます。「浦島太郎」を下地として、(おそらく相対性理論的な)異なる時間の進み方を物語に組み込み、その上でアノ人やコノ人を登場人物として起用するストーリーには感激すら覚えました。
潜水艦などの作中では魔法の如きテクノロジーが、読者の目からは妙にアナログ感が強く、専門用語へのルビ振り表現と相まって一読者としてとてもワクワクさせられました。後半の作戦も描写力が高く、臨場感に溢れていました。
お話全体としては「海彦(主人公)の冒険譚」という形ですが、海彦とミツヒメの関係がとても微笑ましく、そう…続きを読む