辺境伯令嬢は王子の婚約者になりたくない　

　ラウリッツ辺境伯の令嬢・クリムヒルトは、ロイエン王国の第二王子ジークフリートとの政略結婚を命じられます。しかし、彼女には婚約を受け入れる気はなく、何とか破談に持ち込もうと奮闘します。ところが、王子もまた彼女の過去を知る人物であり、思惑が絡み合う中で、二人の関係は次第に変化していきます。

　クリムヒルトは強く聡明な女性で、剣と魔法の腕も立つ才媛です。一方、ジークフリート王子は冷静で知的な軍人であり、彼女に対してただの政略結婚とは違う意図を持っています。二人の駆け引きが物語を引き締め、読み応えを生み出しています。

　クリムヒルトの一人称視点が活き活きとしており、シリアスな展開の中にユーモア…続きを読む

お転婆騎士令嬢と、とある事情を抱えた王子による物語。

辺境伯令嬢、そして魔剣を従える悪魔としての二つの顔を持つ彼女に王子との縁談が舞い込んでくる。
更には騎士としての呼び出しまで。

同一人物だとバレないよう注意を払いながら、一先ず魔剣の主として王都に向かうことになった彼女はそこで、件の王子と出会うのだが……？

秘密を持つ王子様と、なんとか婚約回避したいヒルデ。
物語が進む事に現れる不穏要素との戦いは、迫力があって必見です！

果たして彼女と王子は縁を結ぶのか否か、行く末が気になるお話でした！

　売られた喧嘩を全部買うヒーロー……ではなく、ヒロインが登場するこのお話。

　主人公クリムヒルトは、ヒルデという偽名を使って騎士団の隊長を務める辺境伯令嬢。あるとき彼女は王国第二王子のジークフリートと婚約することになってしまう。
　会ったこともない王子との婚約や王子妃になることへの拒否感があるクリムヒルトは、なんとか婚約を破棄できないか考える。そんなときヒルデとして王子と会うことになった彼女は、王子がどんな人物なのか接触を図ることに。

　お転婆令嬢となにやら秘密がある王子の婚約の行方は？

　脳筋で人の話を聞かないクリムヒルトがずっと面白いです（笑）ですが、他の騎士団団長に吹っ掛けられた…続きを読む

現時点での全話読了してのレビューとなります。


恋愛小説に定評のある藤夜さまの最新作！ 相変わらず美しく整った文章で物語が紡がれています！

【魔剣の主クリムヒルトと竜の呪いをかけられた王子ジークフリート】が繰り広げるラブコメ小説です。

あらすじの通り、王子との婚約破棄の為に色々とクリムヒルトが頑張るわけなのですが……クリムヒルトがカッコ可愛いです(*^^*)

別人を装って大立ち回りするのですが、魔剣の主ということもあってとにかく強い！

カッコ可愛くて強いとか、婚約破棄どころか惚れてまうやろ！！と、突っ込まざるを得ません(笑)


余談ではありますが、藤夜さまの他作品と世界が繋がって…続きを読む

美しい辺境伯令嬢クリムヒルトと、伝説の魔剣の主人であり、『赤眼の悪魔』と呼ばれる辺境騎士団の隊長ヒルデ・ブランドが、同一人物。

そんなややこしい状況をさらにややこしくしたのが、クリムヒルトが第２王子の婚約者となってしまったこと！

妃教育？
社交界？
王子妃？？

貴族のご令嬢なら憧れの世界も、地獄＆ドロドロ＆面倒臭い、と一刀両断する元気なヒロインに笑ってしまいます。

ところが、クリムヒルト＆ヒルデが２人揃って、国王様に王都へ招かれてしまったから、大変です。
２人揃ってだなんて、秘密がバレてしまうではありませんか！？

とある理由から、クリムヒルトを必要とする王子様と、王子妃なんてとんで…続きを読む