たつた一回の人生を後悔しないように

高校2年生である朝日冬弥には毎朝の日課があった。それは近所のコンビニ行くこと、普通に思えるその行動だが冬弥の中では特別な目的があった。そこで働いている夕陽春香に会うために。数ヶ月前雪の降る日、公園で雪に埋もれそうになっている春香と出会ってから、冬弥はずっと気になっていた。しかしそんな冬弥には春香に言えない秘密がある、それは彼女と初めてあった日、何を話したのか覚えていないのだ。それを隠したまま2人の関係は深まるのだが、突然春香に隠し事をしていることがバレてしまった。2人の関係に溝ができ、塞ぎ込んでしまう。そんな2人を心配しているお互いの親友である明星夏輝と夜空秋穂はどうにかしたいと思い、冬弥と秋穂のバイト先であるカフェの人達と協力して2人の原因を探ることにした。そうして知ることになる冬弥の過去…続きを読む