概要
殺人からはじまる、溺愛生活。
【第23回角川ビーンズ小説大賞テーマ部門こじらせ溺愛応募作】
貧民窟出身のメルフェリーゼ20歳。2年前、14歳年上でユルハ王国第二王子アウストルと結婚し、王子妃となった。しかし、アウストルはメルフェリーゼに興味を示さず、世継ぎの話もしない。アウストルの冷酷な態度と、周囲から王位継承者を産むことだけを望まれる日々にメルフェリーゼは疲れ切っていた。
ある日、隣国ツリシャ王国から外遊中の王子が狼に出くわし、王子を庇った近衛兵カイリエンが大怪我をして城に運び込まれてきたという。カイリエンはメルフェリーゼの寝室の隣の部屋に運ばれたと判明する。
その晩、珍しくアウストルが部屋を尋ねてくる。東方遠征に参加するため、しばらく帰らないことを告げて出ていった。
2週間後。アウストルがいないと城内での
貧民窟出身のメルフェリーゼ20歳。2年前、14歳年上でユルハ王国第二王子アウストルと結婚し、王子妃となった。しかし、アウストルはメルフェリーゼに興味を示さず、世継ぎの話もしない。アウストルの冷酷な態度と、周囲から王位継承者を産むことだけを望まれる日々にメルフェリーゼは疲れ切っていた。
ある日、隣国ツリシャ王国から外遊中の王子が狼に出くわし、王子を庇った近衛兵カイリエンが大怪我をして城に運び込まれてきたという。カイリエンはメルフェリーゼの寝室の隣の部屋に運ばれたと判明する。
その晩、珍しくアウストルが部屋を尋ねてくる。東方遠征に参加するため、しばらく帰らないことを告げて出ていった。
2週間後。アウストルがいないと城内での
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?