子は鎹、を表現した作品であると、読み終えた今の感想です。二組の夫婦とそれぞれ一方は片親の血を引かず、一方は両親の血を引かない幼子を持つ新婚が、期せず初夜に夫が新妻に告げたショッキングな発言から白い結婚のまま推移するも、義親を愛する義子の突飛な発言からそれぞれの夫婦の意思疎通が招いた弊害を解決し、真の夫婦となり、真の親子となる展開に感激した次第です。特に隣国の王女の件には目に光るものが現れた位悲しく思えてなりませんでした。
ヒロインもヒーローも、ヒーローの娘ちゃんも可愛くて、優しくて心の綺麗な家族の話しです。この幸せを受け取ってみんなもハッピーになろう❗
最初引っかかったときは期待してませんでした。(この作品に限らず)読み進めるうちに、異世界要素ちょっぴりの中世の世界観に現代風の語り口がツボに入りました。登場人物は多くないですが、群像劇が面白いです。3部が終了ですが、頑張って5章くらいまでお願いします。※コミカライズもなかなかいい、、、。作画さんわかってるな。