[第1部完]辺境に嫁いだ転生令嬢は、愛されて自由を満喫する
ある日、元日本人にして公爵令嬢であるアリス-カサンドラは、婚約者である王太子エルランに理不尽な理由で婚約破棄される。
なんでも自分が下級貴族であるフランを虐めたとか。
デタラメだったが、婚約者という立場と、貴族の立場にうんざりしていたアリスはこれを受け入れる。
転生したと思ったら、したくもない稽古や意味のない舞踏会ばかり。
そして、今後どうするか迷っていたところ、辺境伯であるシグルドさんに出会う。
そこで、とある契約を結ぶことになる。
これはひょんなことから辺境の地にいき、そこで好きに生きていく女性の姿を描いた物語である。
彼女は持ち前の明るさと料理と行動力で、人々を幸せにしていくのだった。