概要
記憶も身分もお金もない。あるのは一粒の種と、好奇心だけ。
千年に一度、選ばれし若者のもとに『全ての闇を祓い、千年の実りをもたらす』神からの贈り物【神種(かみぐさ)】が降臨する世界。しかし前回神種が芽吹いてから一千と百年、新たな神種は未だなく、世界は衰退の一途を辿っていた。
そんな中、一人の子どもが種を手に、滅びゆく世界に現れたが――
「神種を見つけるまでの記憶がすっかすかなんだ、オレ。それまでどこにいたのかもよく分かんないし、家族の顔も分かんない。――その種が、唯一の手がかりなんだ」
「それでも、お前にこいつを返すわけにゃいかねえよ。この仕事は金になるんだ――世界中の魔物が消し飛んだって、金がなきゃ俺の望みは叶わないんだからな」
一千年の繁栄をもたらす奇跡の結晶は、旅人たちを出会わせる。
凸凹な二人が見届ける、世界の闇と祝福とは?
そんな中、一人の子どもが種を手に、滅びゆく世界に現れたが――
「神種を見つけるまでの記憶がすっかすかなんだ、オレ。それまでどこにいたのかもよく分かんないし、家族の顔も分かんない。――その種が、唯一の手がかりなんだ」
「それでも、お前にこいつを返すわけにゃいかねえよ。この仕事は金になるんだ――世界中の魔物が消し飛んだって、金がなきゃ俺の望みは叶わないんだからな」
一千年の繁栄をもたらす奇跡の結晶は、旅人たちを出会わせる。
凸凹な二人が見届ける、世界の闇と祝福とは?