概要
気づくと、スマホには死へのカウントダウンが表示される。
呪いの条件はお互いのスマホに連絡先が入っている事。
死なない方法は、スマホに表示される呪いの子と呼ばれる男の子に呪い主を言い当てること。
3人目まで言い当てることができる。言い当てられると、呪い主が死ぬ。3人目が外れた場合は、死あるのみ。
決して逃れられない。
呪いのアプリをアンインストールはできない。
スマホを解約しても、壊しても意味はない。
名前や連絡先を削除することはできない。
誰に呪われているのか、わからないことが一番の恐怖だ。
呪いはウイルスのごとく拡散する。
自殺を望む者は楽に死ぬことができる呪いのアプリに群がる。
『呪いのアプリ譲ってください』
『呪いの
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人が怖いと感じる事柄は生きる時代や環境によって刻々と変化していきます。
鬼や妖怪を恐れていた時代もあれば、口裂け女や人面犬を恐れていた時代もあります。
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こちらの作品は正に今の時代に即したホラー作品だと言えます。
不穏なタイトルからも分かる通り、人が死ぬ呪いのアプリを主軸に物語は進行していきます。
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ホラー作品は数あれど、その題材は、時代と共に少しずつ変化していくもの。そんな中、呪いのアプリというものをメインに扱った本作は、まさに今の時代だからこそ誕生したホラーと言えるかもしれません。
インストールされると、持ち主は14日後に死ぬという呪いのアプリ。一応、それから逃れる方法はあるのだけれど、それを実行できたとしても、変わりに誰かが命を落とす。
そんなアプリ自体も恐ろしいですが、それは作品全体の恐怖の一端にすぎないかもしれません。
アプリを使って憎い相手を殺そうとする者。楽に死ぬことができることから、自らに呪いをかけたがる自殺志願者。そして、こんなアプリを作った想像主。
様々な人間が…続きを読む - ★★★ Excellent!!!新感覚のホラーミステリー。呪いの込められた、死のアプリ。
『14日後に死ぬ呪いのアプリ』。このタイトル通り、話の主軸になるのは人を呪い殺す事ができる呪いのアプリ。
そのアプリは知らぬ間にスマホにインストールされていて、スマホの所有者の命を奪う、恐ろしい代物です。
いったい誰が何の目的で、こんなアプリを作ったのか。
呪いに掛かった者やその関係者達はそれぞれ調査を始めますが、その中で描かれる人間関係がとても複雑で、尚且つ恐ろしい。
恨み、裏切り、悲しみや絶望がよく描かれていて、死を招くアプリも怖いですけど、アプリに関わった人間達にもハラハラさせられました。
文明の利器を扱ったホラー。アプリに呪われた人達は、はたして死を回避できるのか。そしてもし回避…続きを読む