概要
夢のようだと気づいてなかった青春時代を懐古して……
十夜河晃(とやがわ・あきら)は、物語の主人公になりたかった。日常から外れ当たり前の生活が一変する……そんなワクワクするような物語の主人公に。だが、世界は晃の知らぬうちに変わっていた。人々を脅かす地球が送り出した七つの災厄。それに対抗するためのヒーローを育てるための学園。今までありえない事だとそう思って憧れていたものは、既に現実としてそこにあって。異世界にある夢のような学園……そこに通うことが決まり、初めは願いが叶ったと、そう思っていた晃だったけれど。すぐに晃は気づかされた。当たり前として存在しているそれは、晃の乾きにも似た強い思いを満たすことなどないことを。そんな晃は、学園から一つの使命を与えられた。その使命とは、異世界の扉を開き現世と一体化させ、人々を混沌に巻き込んで滅ぼすと言われる七つ
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