S17 自然信仰 5月14日
――白雨市 裏路地紅葉――
▶時期が時期なのもあって、いつもの奇祭は行われていません。コロナが増えているからですね
澪和「この間、久しぶりにお母さんと会ったんだよね。お父さんがご飯食べなくなって落ち込んでるって聞いたよ」
空「流行り病のこともありますし、心配ですね」
南雲「精神的にしんどい時はお肉だよお肉」
羽生「……ジンギスカン食べたい」
灯風「そういえば長いことすまんかったな。俺のわがままに付き合わせてしまった」
ラウラ「いいんですよ。あんなかわいいご主人様見るのって久しぶりでしたし」
灯風「お前には弱みばかり握られていくな……。曜灯ちゃんもありがとうな」
曜灯「いえ、むしろあまりお役に立てなくてすみません」
▶カランと音がなり、咲百合が入ってきます。白死蝶が入った籠を持っていますね
咲百合「とうかくん、依頼書にも書いたけどやっぱり誘われてそう」
南雲「ヒィッ!いらっしゃいませっ!」
忍峡「依頼書ってなんすか?」
灯風「ああ、見せてなかったな。これだ」
自然信仰
依頼者 鷲羽咲百合
とうかくんとうかくん、神道夢想型を見つけたよ。
ただ、その子宮前って言うんだけど皇の襲撃の際に破壊報告が出てるんだよね……
白雨市の北東、鴬が丘ってところと、その近くの山にある祠辺りで目撃報告が相次いでいるの
まるで紅葉に知られるのが目的と言わんばかりの場所でしか目撃されてないから、正直罠だと思うんだけど……
誘われているような感じもするし、余裕があったら私に連絡して。とうかくんは私が守るから
凛「こわいなー、いろいろ」
みあ「あー、みあたちが偶然出くわしたときのやつかな?」
コガネ「白死蝶を使いに出してるにしては、この間は深尾の加工した白死蝶のような特徴を持っていましたよね」
テマリ「龍神様の使いが神道夢想型を承知しているとは思えません」
羽生「神道夢想型……」
灯風「神道夢想型は前も説明したな。白死蝶は昔、深尾というクソタヌキによって本質を歪まされていたことがあってな。神様のシステムの悪用をしていたんだ」
灯風「本来の白死蝶には移動する能力くらいしかない。この白死蝶を使役しているのが白雨市の川の神様、龍神様だ」
灯風「まあ、実際に司令を出してるのは龍神様の部下の天女だな。おそらくそいつが誘ってるんだと思ってたが……違いそうだ」
咲百合「それで、不明なところもあるけど1回誘いに乗ってみようと思って。とうかくん以外も行くよね?弾除けで」
空「喜んでお供させていただきます」
南雲「行かせていただきます……」
澪和「見た感じ行く場所が2つありそうですけど、どっちに行くんですか?」
咲百合「それが、二手に分かれたほうがいいんじゃないかなって。私ととうかくんのペア。残りの肉壁の皆様って感じで」
南雲「肉壁とは一体……」
咲百合「なんかあった時死んでも埋めやすいでしょ?」
羽生「弾除けじゃなくなってる……」
南雲「壁というよりカナリアでは……」
ラウラ「じゃあ私達も第88小隊に同行しますね。咲百合さんはどちらへ?」
咲百合「うーん。そこのみあちゃん。決めちゃってよ」
みあ「えー、みあですかー?」
みあ「じゃあ鴬が丘の方で。人数多い方が広そうな方がいいかなって」
咲百合「そう。じゃあ曜灯ちゃんは私達の相合傘に入ってもいいよ。ラウラ達はちゃんと護衛してきなさいよ」
ラウラ「了解です」
曜灯「お、お邪魔します」
灯風「じゃあお互い19時になったら定時連絡すること。悪鬼などに入るならその前に連絡してきてくれ」
南雲「分かりました!」
羽生「丘……ワクワク……」
ラウラ「祠って結局何を祀ってたんでしょうね。あの時もよくわかってなかったけど」
南雲「え、龍神様じゃないんですか?」
テマリ「いえ……。寂れてた祠を深尾という当時の敵達が勝手に利用してただけなので、詳細は……」
――白雨市 祠――
▶藪に入っていき、ボロボロの祠に辿り着きます。灯風達は、険しい顔で調査を始めます
灯風「ここだ。昔はここによく来てたんだがな。ここの北に獣道がある。そこをまっすぐ行くと鴬が丘だ」
咲百合「遭難しないでね。探すの大変だし」
ラウラ「私達がいますしありえません。では、第88小隊の皆様。こちらです」
空「それではお気をつけて」
灯風「……けっ。ご神仏がねえってのは相変わらず不気味なこと」
――白雨市 鴬が丘――
▶GWを超え、連日の雨のおかげで誰もいません。山の頂上に立っている大きな桜の木の下、着物の女性が立っているのが見えます
澪和「あれ?誰かいますね」
着物「こんにちは。あなた方も登山ですか、なんて」
空「そんなところです。ここにはよく来られるのですか?」
みあ「曇ってますけどねー。あなたも?」
羽生(登山とは縁のなさそうな方だな~)
ラウラ「あっやべ」
▶ラウラが慌てて防御壁を貼ると、それとほぼ同時に爆発のような風が吹き荒れます。気づけば、かなり変な羽根をした女の子がケラケラと笑いかけてきます
?「怪しい人を見かけて不用意に近づいちゃだめだよ?殺すつもりがあるなら君達、もう失恋してるよ」
鸞「私は蘇我鸞っていうの。よろしくねおねーちゃんたち。来てほしいな-って思ったから呼んじゃった」
羽生「えっ……ナンパですか?」
凛「柳じゃなくて桜の下の幽霊かぁ」
みあ「話しかけてきたのそっちじゃん。みあたち一から十まで被害者なんだけど、その助言って役に立つの?」
鸞「力づくで束縛するのって私得意じゃないんだ。だ、か、ら」
▶一瞬でテマリの影に潜り込むと、テマリの身体を上から掌握するように影が纏い、テマリは蘇我鸞と名乗った少女と同じケラケラと笑い始めます
テマリ「弱いほうが交渉するには相手と対等の立場にならないといけないからね。申し訳ないけどこの子の身体と精神。借りちゃうね」
ラウラ「あなた、やっぱり皇の……!」
みあ「あーこれ見たことある、凛ちゃん空ちゃん操ってたときのやつ」
南雲「ああ良かった……。対話(物理)じゃないんですね……」
テマリ「じゃあ対話、しよっか」
羽生「花見しながらね」
テマリ「うーん。私の欲しい情報はないかな。何か隠してない……!?」
南雲「隠してないですぅ……」
羽生「やはりナンパですか……」
▶テマリに入っている蘇我鸞の圧にやられます
精神最大値3割のダメージ
テマリ「なるほど……。君たちが噂の第88小隊だったんだ。私が呼んだのはね、ここに世界樹があるって聞いたからなんだよ」
空「その世界樹とやらでなにかするつもりですか?」
テマリ「苞星の設立に関わったのも君達なんだ。面白いね。そうだなぁ……、私には旦那様がいるの。久しぶりに旦那様に会いたいんだ」
▶テマリに入った鸞が小さく溜息を吐くと、全身が震え上がって吐き気が止まらなくなります
精神最大値3割のダメージ
テマリ「うーん……。それはもう知ってるんだよね」
みあ「何を知ってるか知らないもーん」
▶テマリから出てきた鸞が君達と目を合わせます。冷や汗が止まらなくなり、目を反らせなくなるほどのプレッシャーがかかります
精神最大値3割のダメージ
鸞「もう良いかな。だいたいわかったし」
鸞「ありがとうね。こちらも有意義な時間を過ごさせてもらったかな。あ、そうそう。冷笑サロンの人達、ここの天女様と会ってるよ。洗脳される前に助けてあげたほうがいいんじゃないかな?」
▶鸞はふふと笑うと、影に溶けて消えてしまいました
ラウラ「すごい圧ですね……。あれと本気で戦うとか思いたくないです」
南雲「もうやだ……お家帰りたい……」
羽生(いなくなった方に手を振る)
テマリ「うぅ……気持ち悪い」
凛「ぐったり……」
みあ「品定めされてるみたいでなんかやだー。全然対等のつもり無いじゃん」
空「今は、敵対ではないということでしょうか」
南雲「強い存在っていうのはそんなもんですよ……」
澪和「ラウラさんはあの鸞さんって人、知ってるようでしたけどどういう方なんですか?」
ラウラ「ああ……。皇の過激派についてる国産の吸血鬼とされてる方ですね。過激派、という割には気まぐれで敵対したりしなかったりしてます」
ラウラ「実力は二次創作の吸血鬼の強さをほぼ全て頂いてるので、見ての通りですよ。話は通じる方なんですけどね」
澪和「二次創作のキャラ全て、ですか……」
ラウラ「日本以外っていうのが明確に出身地が設定されてなかったりする方限定らしいんですけどね。異世界は全て取得するらしいとこの間研究発表されてました」
みあ「それ、弱点も多そうだね」
空「異世界ならありといえばあり、ですか」
コガネ「それが……。強い妖怪は取得する概念を選べるらしくて……」
みあ「えーー、ズルじゃん!対等のつもりなーい」
南雲「吸血鬼ぐらい強いと弱点なんてあって無いようなものでまあ……」
凛「最初から存在固定されてるようなりんたちは、あんだけ強くなれることはないんだろうねぇ……」
ラウラ「それより、まーた天女様が操られそうらしいので助けに行きましょうか……。あの人は昔から面倒事ばっか増やしますね」
空「そちらともお知り合いのようですね」
ラウラ「知り合いというか、協力関係というか……」
羽生「……ごー」
――白雨市 スーパーマーケット「チワワチャキチャキ」――
▶白雨市に最近できたスーパーです。葦名グループが経営しているスーパーで、かつてダム計画があった跡地に建てられています。人気はあまりないようですが、ペットボトルが安かったり、24時間営業なので実質コンビニのような役割を担っています。その駐車場の端に小さく祠があります。紫とオレンジが混ざりあった怪しい悪鬼が出ていますね
ラウラ「ここですね。竜胤っていう名前のコロッケが安くて美味しいんですよ、ここ」
コガネ「商店街の方が普通に安いから、あんまり来ないんですけどね」
南雲「来る度についつい買い占めたくなるんですよね……。折角だから買っていきたいくらいですけど」
羽生「飴売ってないのかなぁ……」
▶みあ 休憩[シスタルト(ガーデンパズルミント、ヒノマート、柳浪、落椿、狂美人、シズフラット、イチゴーシス、リヤトレイン、ナナペックス、レタブリスマン、レフェクティオー、セラピア、リフレッシュメント、エアホールング)]
294回復
空「一息付けましたね。天女様に手土産でも買って行きましょうか」
凛「店内冷房ー……」
羽生「ほらほら……。オーバーヒートなんて言ってないで行くよ……」
▶チワワチャキチャキで、どうやら葦名グループが榎プライアンスと業務提携を行っておりアイリスオンラインⅢを猛プッシュしているのを見かけます
ラウラ「咲百合さんたちも後で来るみたいです。先に突入してくれとのこと」
――ポケモンスタジアム――
▶中に入ると、白死蝶がぶわーっと舞い天女が姿を表します。何故かリュックに帽子を被っており少し怒っているようですね
天女「はろーです!まさか曜灯ちゃん達がゲームボーイしか寄越さないとは思いませんでした!今の時代はswitch!switchらしいじゃないですか!!!私、許しません!」
天女「少し痛い目に遭ってもらいます!!!」
空「八つ当たりの気配がします」
羽生「親と喧嘩して、そのまま流れで家出少女になった子みたい」
南雲「えっ……ええーっ」
みあ「今どきswitchでゲームボーイ遊べるしね。あれ、ゲームボーイはないんだっけ?」
天女「行け行け!私のザシアン!!」
▶天女様がボールを投げると、白死蝶がぶわーっと集まり、剣を咥えた犬が出てきます
▶戦闘前行動 南雲 南雲の毒女(強化装甲:フレキシブルソード、ルチアの錆×4、ブリッツホーネット、スーキーパー、テクスチャブロー、ウェヌス、導力遮断、メイプルソラリス、イスティドラール。ブィストロター、罠の知識)バインドボイス[毒付与][麻痺付与]
▶戦闘前行動 空 瓊音 ブレイジングインターセプト ローリングロッカ 小手すり上げ小手 上段足刀蹴り コンルシラル 鉄壁 ファーコート スターストローク パリィ かざぐるま トリッキーナイト 貫通ホーミング ラングサムト
▶戦闘前行動 凛 癒しの風 みんなを癒やして コイノーニア ジャンヌ クロースト 聖なる光 蒼星 雪華綺晶 ATフィールド 旦明 ブィストロター サンカイメヒメカ ロンガンブラビ
▶戦闘前行動 羽生 ゲシュペンスト ブッソール ムスケル ローリングロッカ コンルシラル デンコウエレカ オーディナルスケール 美宵 小夜 アヴェスタードルグ ドライブチェック 橙 レティ
▶戦闘前行動 みあ ヴァンビレント ヒーリング チザン茶 鉱山温泉
▶戦闘前行動 ザシアン はがねタイプ(毒を無意味化)不撓の剣(自分の物理追加ダメージ+1600)
[でんこうせっか(戦闘開始時、物理20d20を2人)]
▶凛 南雲 回避判定
放棄 1822ダメージ
[空:庇う[アムリェート、タリスマン]]凛
[生命バリア[かわいいオーラ(ダイナミックプライス、バリアブルプライス×4、三天結盾×2、双天帰盾×2、ビームコーティング×3)、われにかへれ]
[空:ストレート式携帯電話[アリスノーリ]]
[巨獣斬(割り込み。魔26d28。1人)]空
344ダメージ
[魔法バリア[かわいいオーラ、われにかへれ]]
[じゃれつく(追加行動。自然反応60d60。同じマス)]
[炯炯]
[脱出ボタン(割り込みを見た時割り込む。この戦闘から一時離脱する)]
[ポケモン入れ替え(一時離脱した時、違うポケモンを出せる)]
▶サンダー 乱入処理
▶サンダー ほうでん(魔。自分と同じマスに30d28。麻痺)
479ダメージ
[魔法バリア[かわいいオーラ、われにかへれ]]
[麻痺バグ(割り込み。麻痺の対象がいる時、1d5人の行動をスキップ)]
▶羽生みあ スキップ
[典:さとり、響子、慧音]
181ダメージ
[エレメントボム:ルーミア]
[せいでんき(自分になにか影響を受けた時に割り込む。その対象を麻痺にする)]
[ゴツゴツメット(自分になにか影響を受けた時に割り込む。生命最大値の2割分のダメージ)]
[麻痺バグ(割り込み。麻痺の対象がいる時、1d5人の行動をスキップ)]
▶凛南雲空 スキップ
▶サンダー 熱風(補助。火。自然反応全体60d69)
ボルトチェンジ(魔。1人に32d32)南雲
2143ダメージ
[南雲:黒苺の板2個][みあ:林檎の板4個、シルクの薄い本、薄い本2個]
[空:アムリェート、タリスマン、ストレート式携帯電話[アリスノーリ]]
569ダメージ
[南雲:黒苺の板]
[ボルトチェンジ(この攻撃が成立した時、一時離脱する)]
[ポケモン入れ替え(一時離脱した時、違うポケモンを出せる)]
▶カイオーガ 乱入処理
[雨降らし(登場時、天候を始まりの海にする)]
▶カイオーガ 根源の波動(任意の対象4人に時魔80d80)みあ以外
3279ダメージ
[空:アムリェート、タリスマン、無限の板[アリスノーリ]]
[凛:星へ至る棺][南雲:回避珠][羽生:身代わり]
[ローポジション]凛
▶凛 サンクチュアリ[柳浪、裂帛、シズフラット、イチゴーシス、レタブリスマン]
193回復
[サンカイメヒメカ:キュア]凛
[ロンガンブラビ:キュア]羽生
[夜を綴って]南雲
▶南雲 通常攻撃[細流、呪い追加攻撃、毒追加攻撃、麻痺追加攻撃]
成功 6ダメージ
[三日月の小瓶]
[休憩[シスタルト、リバースファイア]]
298回復
292回復
[スピードヒール]羽生
197回復
[ネフィリムスクライブ[刹帝利][精霊の加護]]
116ダメージ
[エレメントボム:ルーミア]
836ダメージ
[ブレイブステージ]
[ポケモンチェンジ(死亡時、自動で発動する。別のポケモンを出す)]
▶サンダー 乱入処理
[小夜:響子[ラズルシャーチ]]
181ダメージ
[ドライブチェック:結界壁、乱数増加]
[アヴェスタードルグ:ルーミア[精霊の加護]]
1615ダメージ
[オーディナルスケール:力腕[若丸神武兜]]
ファンブル
[てへぺろっ☆][災い転じて福となす][ファンタジックエアー]
[ポケモンチェンジ]
▶ザシアン 乱入処理
空「お待ちしておりました≪エルアンガー≫──ここなら届きます」
南雲「かろうじて届く距離だな……毎度毎度厄介なことだ」
[でんこうせっか]
▶羽生南雲 回避判定
放棄 1801ダメージ
[羽生:身代わり]
[生命バリア[かわいいオーラ、われにかへれ]]
[南雲:折りたたみ式携帯電話]
[巨獣斬(割り込み。魔26d28。1人)]凛
415ダメージ
[魔法バリア[かわいいオーラ、われにかへれ]]
[ダイマックス(行動数を追加し、技効果を変更する)]
[ダイアタック(物理80d88。2人。命中時行動スキップ)]
▶羽生南雲 回避判定
放棄 4553ダメージ
[羽生:身代わり]
[生命バリア[かわいいオーラ、われにかへれ]
[南雲:折りたたみ式携帯電話2個]
[ダイスチル(割り込み。対象2人物理60d66。物防反転3倍)]
[スキルキャンセル]
[ダイフェアリー(割り込み。対象2人魔法32d54。魔防反転2倍)]みあ空
866ダメージ
[魔法バリア[かわいいオーラ、われにかへれ]
[みあ:林檎の板2個、薄い本2個]
▶ザシアン 剣の舞(補助。自分の物理追加ダメージ+1600)
羽生「これが修行の成果……」
空「あのゲームはこんなに理不尽なものでしたでしょうか?」
▶みあ カミナリハンカチ[サモン兎]マクロコスモス
ドーピングスキル[シーカーズバラード、ブリカテルブ]
諸刃の刃[ヴァスティ]
成功 2354ダメージ
みあ「いっけー!みあのヌオー、……と、みあ!」
羽生「ナイスゥ」
天女「も、戻れザシアン!」
みあ「ふぅ、みあのバールが火を吹くぜ……」
南雲「毒がマトモに効かないのは辛いところだな……」
空「硬さには自信があったのですが、まだまだ考えさせられますね」
凛「りんちゃんやっぱポンコツ……」
天女「あ、あれ……。私、どうしてたんだっけ……」
▶白死蝶がパラパラと天女様の周りに集まっていき、何かを伝えると天女様は見る見る顔が青ざめていきます
天女「えっと……、私が未熟なばかりに……。すいません。誰か入ってきたところまでは覚えてるんですけど……」
みあ「いいよー、別に。操られる人見るのも慣れてきちゃった」
羽生「天女さんゲームしたいの?」
天女「あっそうですそうです!来た人にアドバンスってのをお願いしたんですよ。じゃあ何かを渡されて、それで……」
南雲「スイッチ買いましょうスイッチ。リングフィットアドベンチャーいいですよ」
天女「灯風さんが最近来てくれなくって!桜が咲いたらアドバイスくれるって言ってたのに来なくて!!!」
羽生「へぇ……。また今度会うときには一緒にゲームしようね」
空「原因は灯風さんなのでしょうか」
天女「アドバンスも貰い損ねますし!そもそも来ないし!!もーほんと!もう!」
天女「一応、来た人の特徴は蝶が覚えてくれてたみたいなので今度紅葉にその人の姿にして来店させますね。今回は龍神様にも怒られそうですし、しばらく大人しくしてます……」
▶天女様がしょんぼりした後、空間が真っ白になっていき帰り道が開きます
羽生「最近はエルデンリングってやつが流行ってるらしいよ。頑張ってね」
みあ「またねー、たまに遊びに来るよ」
南雲「その時は戦いは無しでお願いしますね……」
――白雨市 裏路地紅葉――
▶帰ってくると、灯風と咲百合が真面目な顔で討論しています
灯風「あれは多分世界樹の連絡路だ。あそこで見たロリコンを見る限り、冷笑サロンの狙いは源流の変換と見て間違いないだろう」
咲百合「はー、あれが世界樹なんだ。思ったより神聖さないんだね」
灯風「お前が不思議に慣れすぎただけだよ。源流を変換して何がしたいか、ってところか」
咲百合「あれ完全に世界のシステム側のやつでしょ。人間がいじっていいことないわ」
空「――ただいま戻りました」
澪和「戻りました-。天女様、操られていたみたいですよ」
南雲「約束ブッチしてゲームあげなかったらしいですね」
羽生「サイテー。カス。女の敵」
灯風「あっやっべ」
咲百合「とうかくん?また新しい女?」
灯風「いやあれ見た目も中身も幼女……」
咲百合「へぇぇー……。ふーん……」
ラウラ「完全にご主人様の後始末でしたね。後、蘇我鸞と接触しましたよ。世界樹へのアクセスを探ってるようでした」
咲百合「鸞ちゃんかあ……。あの子を世界樹に辿り着かせると面倒だなあ。こっちで気をつけとく」
▶カランと音が鳴って、来客が来ます
灯風「ああ、今は店閉めてるんだ。すまん、な……」
▶清浦真帆の見た目をした女性が入ってきたかと思うと、白死蝶がぶわっと飛び散り蜃気楼のように消えました
咲百合「なるほど……。冷笑サロンのほうが早かったってこと」
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