S4 紅葉の蔵書盗難 10月30日
――郷宮市 宮文大:ギルド――
澪和「明日ハロウィンだけど、みあちゃんは仮装どうするの?私は魔女っ子にしようかなあって……」
みあ「吸血鬼とかかわいいかなって。あたしヴァンパイア、ってね」
澪和「悪い子だね……ハロウィンくらいいいよね」
幣原「魔女っ子もヴァンパイアもいいなー。私は花より団子かなあ。かぼちゃのスープとか作りたい……」
シノブ「こんにちは。今回は少し珍しい依頼が多いですよ」
▶そう言ってシノブさんはボードを塗り替えます
幣原「お、依頼ですか?」
澪和「じゃあこれにしようかな……」
紅葉の蔵書盗難
依頼主 鹿狩瀬優弥
人手が足りないから手伝ってほしい。実力不問だ。
最近、紅葉の奴らが妙な動きを見せている。
いつもなら英雄英雄と人権を何も考えてない格安ブラック労働を強いているはずが、今回は少し様子が変だ。
いくら紅葉も人不足だからといって、日之影や神影まで派遣して店を閉めるというのは中々無い。
紅葉は表向きも接客の仕事があり、俺達がいる以上郷宮地域から撤退というのも考えづらい。
そこでだ、兼ねてから行きたかった場所に行こうと思っている。既に他に1人決まっているが、それでもいいなら受けてくれ
澪和「これが一番マシかなあ……」
空「鹿狩瀬さんの依頼ですか。紅葉の方が不在だからいける場所、なんだか緊張しますね」
凛「はぁ……。ハロウィン用衣装の下準備してたかったなぁ……」
幣原「なんか、イリーガルじゃないことをもっとやりたい、かな……私は」
シノブ「では、鹿狩瀬さんをお呼びしますね。今日は恐らくまだこの辺にいると思うので」
――30分後
鹿狩瀬「おう。火急の依頼だったから最悪2人かと思ってたが、非人ばっかの第88小隊かよ。ついてねえな」
鹿狩瀬「チッ……仕事だから誰が受けても仕方ないか。おいシノブ!軽食頼むわ」
シノブ「はいはーい」
鹿狩瀬「依頼内容は簡単だ。紅葉の奴らの上層部がひたすらに隠している情報がある。それを何とかパクってくんのが今日の仕事だ。脳みその容量がGB単位だったとしても理解できるだろう?」
凛「うーんやっぱり口が悪い。まだ深角さんのがマシかなー?……いや、どっちもどっちかなぁ、うん」
みあ「実力も職歴も種族も不問にしたのはそっちじゃんー」
鹿狩瀬「そもそも口が悪いからと言って非人のお前らになんの不利益がある?命令も聞けないようなポンコツはとっととガラクタに戻ったほうが幸せだぞ」
凛「うーん、やっぱりりんにはくーちゃんしかいないみたいだ」
空「姉様……」
澪和「あのー……。もう1人いるんですよね?そちらの方ってのはどこにいるんですか?」
鹿狩瀬「ああ……。気に食わないがそいつも非人だ。……腕は確かだがな。あのロリコンのとこにいるはずだからついてこい」
凛「そんなことしてかんけー悪化とかしてせんそーとかになったりしない?」
鹿狩瀬「お互い様だ。お前らがどうやって出来たかすらもわかっていないらしい」
――郷宮市 宮文大:研究室――
▶いつもの部屋に入ると、見知らぬ銀髪の幼女が深角に修理されていますね
鹿狩瀬「おう来たぞロリコン。とっとと廃業して売り払ってしまえばいいんじゃないか?」
深角「過去の女1人程度に引きずりなんだよ女々しい野郎が。それより、萩風のチューニングが終わったぞ」
萩風「うん。ありがとう」
空「そちらの方は?見ない顔ですが」
深角「やっと戻ってきたかポンコツ共。この萩風はな、冬泉の最高傑作だ。悔しいがこの領域には達せそうにないな」
鹿狩瀬「れんさまつー真祖の吸血鬼から公的に許可を得て作ったとかいう化物だ。お前らと違ってそのへんの幼女使って出来てない分頑丈だし性能も申し分ない」
深角「失礼な。幼女より身体の組成率がいい中年で思慮深いおじさんを幼女化させたものを使用している。このおかげで安価なコストで量産できるようになったのだ」
鹿狩瀬「おまけで連れてきたおっさんの元生徒を全部中枢に売り払ってまでやるようなことかよ。冬泉も大概だな」
深角「どれもそれなりの戦力に施したのだから損はしていまい。それより萩風の性能は激しい損傷によって一時的にグレードダウンさせてある。吸血鬼の力を最大限引き出せる程度の素材を持っていなくてな」
空「まあ。あまり知りたくなかった衝撃の事実が世間話で出てきましたね」
凛「やみぶかーい」
みあ「喧嘩ばっかされてても困るんですけどー。結局みあたちってどこに連れて行かれるんですかー?」
鹿狩瀬「まあいたとしても雑魚だろうしそこは問題ない。萩風、説明してもらえるか」
萩風「にゃしー……。あの、阿蘇山噴火したでしょ。それで緊急事態だからってみんな駆り出されたの。じゃあ、竹田の方からナツノクローンが襲ってきて」
萩風「それと一緒に岡山の紅葉で捕えてた羅刹が再暴走してるみたい。紅葉によるとクローンを指揮してる誰かが九州にいるとかで周辺の夜叉かき集めてるんだって」
鹿狩瀬「つーことだ。俺達はこれに乗じて、クローン戦争の前線だった八代の紅葉に潜入して情報を盗みに入る」
幣原「潜入とはまた責任重大ですね」
鹿狩瀬「潜入とは言ったが、無人だろう。どこも閉店してるみてえだしな」
みあ「防犯のセンサーとかカメラとかは?」
鹿狩瀬「それはそこの萩風がジャミングしてくれるんだとよ」
萩風「いぇい」
みあ「すっごい」
幣原「情報といってもいろいろあると思うんですが、これは!みたいな目標はあるのですか?」
鹿狩瀬「うちと提携してENOKIっつー子会社を紅葉と設立してるんだが、妖怪を盾にして強化を促す背信行為を行ってる。まあそれは俺がどうこう言えることではないが、強化を促すには二次創作に対してある程度の制御が必要だ」
鹿狩瀬「一般人含めて一次創作の流行をある程度促すのは出来なくはないが、二次創作の傾向まで制御するのは常識的に考えて無理としか言いようがない。だが、あいつらは意図的に欲しい概念を受け取れている」
鹿狩瀬「俺が紅葉をやめてから、確実に何か別の方面から制御できる何かを掴んだとしか思えん。それに、今の状況からして紅葉のやつらに出会うことはない。仮に出会ったとしても、遠方派遣されてすらない素人だろうから俺が殺す」
萩風「じゃきーん」
みあ「会わないといいね」
凛「ほえー」
空「おおむね理解いたしました。尽力いたします」
幣原「わかりました。二次創作の制御……について探す、と」
澪和「でも八代ってここから遠くない?どうやって行くんですか?」
鹿狩瀬「俺の車に乗れ」
――八代市 八代支部紅葉:駐車場――
▶かなりタバコ臭いセダンに詰めるように乗せられてしばらく揺られてるうちに紅葉にたどり着きます。古民家風になっていて郷宮と違ってお洒落な雰囲気ですね
空「――ようやく着きましたね。地域によって雰囲気が……。コンビニとは違うんですね」
澪和「疲れたぁ……」
みあ「スマフォ見てたら酔った……」
幣原「だいぶすごいなぁ。こういうところもあるんだね」
鹿狩瀬「紅葉は場所によって全然違うからな。東京に飛ばされると地獄なんだよな」
萩風「ジャミング、するね」
▶萩風は七色の宝石がついたような羽根を広げ、目を光らせます
萩風「おわり」
鹿狩瀬「全く意味がわからんが、出来るもんは出来る、って理屈らしい。納得はしてねえが見たもの、感じたものは嘘をつけねえ」
空「効果時間はどれほどでしょうか?」
萩風「光ってる間」
▶鹿狩瀬は気味悪そうに萩風を横目で見た後、ポケットから鍵を取り出して普通にドアを開けます
空「流石ですね」
凛「うーんアバウト」
鹿狩瀬「まだマスターキーで開くのかよ。ほんと紅葉は防犯意識の低い……」
――八代市 八代支部紅葉:店内――
▶掘りごたつ席のあるゆったりとした空間ですね。奥の方に空気が読めないレベルの量で筐体が置いてあります。電気が消えてはいますが、まだ15時くらいなのでそこそこ見えますね
空「明るいうちに色々調べたいですね」
幣原「雰囲気あるなあ……。そうだね、今のうちに」
▶凛 電子工学
クリティカル
▶筐体は音ゲーが妙に多いです。恐らく店主の趣味なんだろうなと思います。中央に壁がありますが、その一帯だけ何も置かれていません
▶みあ 自己アピール
クリティカル
▶スタッフルームは割と乱雑ですね。ですが、金庫があり開けられそうにありません
▶空 ナビゲート
成功
▶なにもない壁には、少し風を感じます。どうやら、隠し扉の一種になっているようですね。ですが、開ける手段がわかりません
空「隠し扉のようですね、開ける手段はわかりませんが」
鹿狩瀬「あーそうか。紅葉には秘密の合言葉ていうのがあるんだよ。俺のいたところだと『足裏と腋は臭いほうがいい』だ」
幣原「合言葉が独特だと、開けるのが難しそうですね……」
凛 「場所はわかりやすくはあるけど開け方はわからないのばかりだねぇ」
みあ「もうちょっとマシなのないのー?っていうか、それ入力するの?口で言うんだったら声も見られそうじゃない?」
鹿狩瀬「ジャミングを信じるしかねえな」
みあ「あそれ、口で言うんだ……」
▶凛 修理[啓示]
成功
▶みあ 鍵[単位]
失敗
▶幣原 裁縫[啓示、宿題]
成功
▶空 修理
失敗
▶金庫が開く気配はなさそうですね
▶澪和 カメラ[啓示]
成功
▶落ち着いた和風の店といった雰囲気ですね。キッチンにクローゼットが置いてあります
鹿狩瀬「家探し的なやつが得意じゃねえから呼びつけたんだが、あのポンコツ共金庫ばっかり見やがって。金ならいくらでももらってるだろうが……心まで犯罪者ばっかかよ」
空「秘密といえば金庫とは思ったのですが。なかなか骨が折れますね」
凛「なんかいけそうな気がしたけどダメだった……。ざんねん」
幣原「大事な書類とか隠してそうな気がしたんですけどね……」
みあ「合言葉ならそのへんになくない?金庫とかじゃないの?」
鹿狩瀬「お前、バイトしてる時にマニュアルを金庫に隠されたらマニュアル読めねえだろうが」
みあ「したこと無いからわかりませーん」
鹿狩瀬「けっ……。学生ならバイトくらいしとけって思ったが、こんだけ金もらってればいらねえな」
萩風「逆引きスキャンを始めます……」
萩風「『着物はスリットから見える太ももが一番エロい』」
▶何もなかった壁がゴゴゴと音を立てて、地下への階段が現れます
鹿狩瀬「開いたな。ったく、着物で一番映えるのはさらしで巻いたさらしがちらっと見えるところなのを上層部はわかってねえな」
幣原「私には全くわからない話です……」
凛「こわいなぁ」
空「荻風さん、そんなこともできるんですね。流石です」
澪和「この地下への階段ってどこの紅葉にもあるんだなあ……」
みあ「大学にも地下あるし、実はどこもかしこも地下だらけだったりするのかなあ」
萩風「ついてこいものども」
――八代市 八代支部紅葉:地下――
▶地下に降りるとこじんまりとした和室のようですね。ですが、所々に襲撃されたような跡が痛々しく残っています
▶凛 電子工学
失敗
▶みあ 情報分析[単位]
成功
▶空 植物知識
失敗
▶凛 応急手当
ファンブル[男体化]20ダメージ
▶みあ ゲーム[単位]
成功
凛「あ、あれ……?なんか、身体の、調子が……。不正なパーツを検知、自動修正……不可、エラー、エラー……うぅ……?」
萩風「TSの神に救いあれ」
空「姉様?どうしましたか。荻風さん?どうしたんですか?姉様になにか、あったのですか」
幣原「凛ちゃん、大丈夫かな……?」
凛「く、くーちゃん……。りん、なんか変になっちゃってない……?声の具合がちょっと変な感じだし……なんかその、むずむずするし……」
鹿狩瀬「あー……。昔瀬川が女になったことあったな。あのときは傑作だった。ちょっと抱ける見た目だったのは良くないが」
空「姉様?確かに……声帯に異常が、いえ、ソコなにか潜り込んでいるのですか!?」
鹿狩瀬「非人には別にどうでもいいだろ。それより調査やれやゴミカス。今、お前らに対して権利を持っているのは俺だぞ」
空「なっ、――姉様、後でフカスミさんにメンテナンスしていただきましょうね」
凛「うん……。変なパーツ……?があるみたいだけど……。服を脱ぐわけにはいかないし……がまん……」
みあ「労ってあげればいいのに」
鹿狩瀬「お前も社会人になって仕事放棄しやがる使えない奴を見たら同じことを思うぞ。こいつらは仕事を放棄している。最優先は命令なのをこいつらはわかっていない。継続不能じゃねえのは見てわかるだろ」
▶萩風 剛力
成功
▶本棚を頑張って調べたところ、定例会議のファイルがありました。さらりと見たところ、どうやら世界樹というものがあるということが書かれていました。
また、世界樹、もしくは日本樹とされているものに奨励された巫女をある程度制御することで創作の源流を弄ることが出来るかどうか?といった研究記録のようなものもついてきていました
萩風「銃撃、ロボット……?刀……?」
みあ「なんかよく会議で世界樹っていうのの話してたらしいよ。あとそれ関連で、創作の源流っていうのをいじる研究?をしてたらしい?」
鹿狩瀬「おい!ちょっと見せてくれ」
▶鹿狩瀬は議事録を半ば強引に奪い取ると、必死に読み込み始めます。それとほぼ同時に黄色い悪鬼が出現し、何もしていないのにどんどんと急拡大し始めます
萩風「……襲撃!」
萩風「多分、藤袴のストレイ。まだ、諦めてなかった」
澪和「なんか聞いたことあるような……?」
▶幣原 アングラ[宿題]
成功
▶藤袴のストレイは2年前まで存在していたTwitter上で発展していた新興宗教。
2020年に和歌山市で女郎花のジャンヌ(Vtuber:清浦真帆)を人質に取って立て籠もり事件を起こして以降テロ団体として認定され実質的に解散。
その後、ゲーム教、冷笑サロンなど名前を変えて存続している。主なターゲットは若者とされている
幣原「戦うしかない、かな」
澪和「わわ……どんどん大きくなってるよ。鹿狩瀬さんは気づいてすらなさそうだし……」
みあ「絶対邪魔するなって怒るよねあれ。みあたちソンな役回りー」
空「鹿狩瀬さん、襲撃です。流れ弾に気を付けてください」
澪和「やっぱり聞こえてないみたい!」
凛「うー、なんとかがんばる……!」
――連絡通路――
▶中に入ると廃校のような場所ですね。ナツノクローンだと思われる人物が1人、ゆっくりとこちらに向かってきています。見た目は普通の女子のように見えますが、腕にガトリング砲のようなものに差し替えられていて脚にも何かわからない機械がついていますね
▶戦闘前行動 みあ サンカイメヒメカ
▶戦闘前行動 幣原 石を拾う
[萩風の友軍攻撃]36ダメージ
▶空 動体視力で判定
魔神剣[小手打ち、砂錫、細流]
成功 12ダメージ
[ワイルドダウン]
空「私達からすれば確実に格上の相手です。お願いします荻風さん」
萩風「レーヴァテイン……展開!」
空「近づけさせません。『地衝斬』」
[爆熱ヤンデレブラスト(必ずワープ移動で2マス移動する。この効果で移動すると移動前の地形は消滅する)]
[怯み]成功
▶ナツノクローン
秋斗くんガトリングスタンプ(地形効果に秋斗くんを3人設置する。任意の対象の回復行動を見た時地形から範囲5mの対象に物理5d5ダメージ)
天使の微笑み(恋。魔法6d6)みあ
22ダメージ
[薄い本]
[萩風の友軍攻撃]33ダメージ
▶幣原 観察力で判定 封魔の御札 夢想妙珠[封魔の御札]
石
失敗
9ダメージ
50ダメージ
成功 3ダメージ
[澪和の友軍攻撃]34ダメージ
▶みあ フィールドプロテクト みあ空
[円環アリューシャ]
▶凛 フィールドプロテクト みあ空
[ネフィリムスクライブ]47ダメージ
[したり顔で絶望を与える微笑み(割り込み判定。生命が50を切った後倒されなかった時、生命を100まで回復する)]
幣原「とにかくいっぱい敵に投げまくれば倒れてくれるよねっ!」
空「『エルアンガー』……! 再生した、ようですね」
▶空 絆引き上げ 凛
[萩風の友軍攻撃]35ダメージ
▶凛 フィールドプロテクト 凛空
[円環アリューシャ]
[サンカイメヒメカ:フィールドプロテクト]みあ空
[ネフィリムスクライブ]91ダメージ
▶ナツノクローンが歩行をやめ、崩壊し始めた空間にそのまま落ちていきました
空「姉様、お願いします」
凛「あまり動かなければ……そんなに気にならない……?いや、やっぱ気になるなぁ……」
空「姉様の力を侮らないでください。落ちなさい『エルアンガー』!」
澪和「て、撤退!撤退です……!」
みあ「いやぁ~なにあれ、こわっ」
幣原「すっごい!」
凛「さすがくーちゃん、かいしんのいちげき」
空「姉様のおかげです。姉様の力と言って過言ではありませんよ」
▶幣原 観察力[宿題]
成功
▶どうやら悪鬼内は通路上になっているようですね。暗く、崩れ落ちてこまごまとしか見えませんが目が光っている萩風の視線の先に何か大きいカプセルのようなものが見えます
幣原「あっちの方にカプセルが見える……」
空「幣原さん、ボーっと見ていると引きずりこまれますよ」
幣原「うん、わかったよ。今行くね」
――八代市 八代支部紅葉:地下――
▶戻ってきますが、まだ鹿狩瀬は議事録を読み込んでいるようですね
澪和「熟読してるね……」
空「それほど有益な情報という事でしょう。紅葉の方が帰ってこなければよいのですが」
みあ「ここまで気づかないといろいろ危なさそうだよね。また車乗るのかあ」
幣原「今回の目標だったんだからね……。早く戻りたい……」
萩風「撤退ー」
▶澪和が手を引っ張ると鹿狩瀬はすまんとだけつぶやき、車に乗せてくれました
――郷宮市 宮文大:ギルド――
▶相変わらずロボーズをトランクに放り込み、一行はタバコ臭さで辟易としながら戻ってきました
空「……臭い。姉様、終わったらすぐお風呂に入りましょう」
凛「うー……今日はさんざんな目にしかあってない……」
シノブ「お疲れ様です。首尾の方はいかがでしたか?」
鹿狩瀬「ああ。日本樹というのがあるのがわかった。この件、皇もどうやら把握してるみたいだな」
鹿狩瀬「色々思うところはあるが、俺が冬泉を選んだのは正解っぽい。創作を弄ぶのは個人的に薄気味が悪い」
萩風「またね」
みあ「またねー」
澪和「またねー」
シノブ「報酬はこちらになります。あー萩風さん……あー……」
シノブ「後で後見人に資金を送ります……。みなさんもお疲れ様でした」
みあ「お疲れ様でしたー」
幣原「カプセル……、あれなんだったんだろう……」
空「さあ、姉様お風呂に行きましょう。染み付く前に早く」
凛「この不具合ちゃんと直るかなぁ……。体の確認もしたいし行こっか、くーちゃん」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます